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次世代のユビキタス環境が見える――“秋葉原ユビキタス実証実験スペース”記者向け説明会開催

2006年07月27日 22時48分更新

文● 編集部 橋本優

東京大学森川研究室を中心に東京・千代田区の“秋葉原ダイビル”内に設立された“秋葉原ユビキタス実証実験スペース”において26日、報道関係者向けに各種実験内容に関する説明会が開催された。

床 天井
実証実験スペースの床には10cmおきに穴があり、また天井には格子状の止め具が設置されている。ここに柱を設置でき、実験に合わせた柔軟なレイアウトが可能だという

秋葉原ユビキタス実証実験スペースは、ユビキタス関連技術の実証実験を行なうスペースとして設立された施設。森川研究室のほかに総務省受託プロジェクトでユビキタスネットワーク制御・管理時術を開発する“Ubila(ユビラ)プロジェクト”や、ユビキタスネットワークに関する技術開発や標準化などを行なう“ユビキタスネットワーキングフォーラム”などがこの場所で共同で実証実験を行なう。なお、一般の人たちが同スペースを見学できる日を、今後月1、2回のペースで設けるという。

顔画像認証による入退出システム
“顔画像認証による入退出システム”のデモ用に設置されたゲート

会場にはさまざまな機器が展示されていたが、一番の大物と言えるのが、顔画像認証による入退出システム。これはユビキタスネットワーキングフォーラムの異種センサーネットワークの相互接続技術と、松下電器産業(株)の“ロバスト顔画像認証”技術を組み合わせたもので、認証の流れは

  1. 人感センサーが通行人を検出
  2. 照明を点灯
  3.     
  4. 通行人の顔を撮影し、顔認証を実施
  5. 無線タグシステムが通行人の持ち物のタグを読み取る
  6.     
  7. 顔認証の結果とタグからに情報を元に、持ち込み/持ち出し品管理を行なう

となる。このシステムでは人感センサーやタグセンサーなど、無線方式やアクセス方式が異なる多数のセンサーシステムが連動して動いているが、これを実現するために“OSNAP(Open Sensor Network Access Protocol)”と呼ばれる、ユビキタスネットワーキングフォーラムが開発したプロトコルが採用されている。OSNAPはセンサーシステムごとにゲートウェイを用意することで、複数のセンサーシステムを同一の管理システム(管理アプリケーション)で操作可能にするプロトコルで、センシング情報の収集やアクチュエータ制御情報の設定などが行なえるという。

人感センサー カメラ
壁に据え付けられた人感センサー(左)で通行人を感知し、ゲート奥に設置されたカメラ(右)で顔認証を行なう
認証NG 認証OK
認証にパスしないと床に“NG”(左)と表示され、パスすると“OK”(右)の表示が出る

ロバスト顔画像認証は、照明条件や顔の向き・表情・加齢・メガネの着用など、さまざまな要因が変化しても認証可能な顔認証技術。1枚の顔画像から照明の違いによる顔画像の変動を類推する“任意照明顔画像合成技術”と、斜めからに撮影画像など、正面を向いていない顔画像に対してワイヤーフレームを当てはめ、正面向きの画像を類推して生成する“正面顔の画像を逆推定する特徴点検出技術”を組み合わせている。

家電自動操作システム全体 操作パソコン画面
“HomeNavigator”のデモ風景。赤外線リモコンを接続したパソコンをサーバーとし、別のパソコン(右)から無線LANで各種家電の操作を行なう。操作の履歴がすべてサーバーに記録され、その傾向からユーザーがいつも観ているテレビ番組やエアコンの温度などを自動で提示してくれる

そのほか、ユーザーの家電の操作を履歴として残し、それを分析して家電操作の補助を行なうシステムや、センサーを利用したゲームシステム、太陽電池により動作するセンサーなどのデモが行なわれていた。

太陽電池センサー
センサーひとつひとつに太陽電池を搭載し、それによりバッテリー不要で駆動する。ビニールハウスなどでの温度、光センサーといった活用が見込めるという右下の無線通信デバイスに自分が欲するもののデータをインプットして持ち歩くことで、街中などで該当する情報が得られた際にお知らせしてくれる、というもの。情報は無線のアドホック通信で同様のデバイスから取得する
ゲームシステムデモ風景
左右に柱に光を感知するセンサーが埋め込まれており、これにより仮想のモンスターが住みやすい場所(右の光の当たっているセンサー)に移動する、というゲームシステムのデモセンサーに携帯ゲーム機を近づけて検索すると、移動してきたモンスターを発見。確保して別のセンサーのある場所で開放する、といったこともできる

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