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富士フイルム、高速顔検出機能“顔キレイナビ”搭載の“ネオ一眼”デジタルカメラ『FinePix S6000fd』を発表

2006年07月27日 21時37分更新

文● 編集部

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富士写真フイルム(株)は27日、電子ビューファインダーを搭載したレンズ一体型デジタルカメラ“ネオ一眼”の新製品として、独自のデジタル画像処理ソフト“Image Intelligence(イメージインテリジェンス)”を採用した世界最速という顔検出機能“顔キレイナビ”搭載の『FinePix S6000fd』を発表した。富士フイルムイメージング(株)から9月上旬に発売する。価格はオープン。編集部による予想販売価格は6万円前後。

『FinePix S6000fd』
『FinePix S6000fd』

『FinePix S6000fd』は、カメラの主要被写体の約7割が人物であることに着目し、人物の顔をより“キレイ”に写すための顔検出機能“顔キレイナビ”を開発し、搭載したのが特徴。“顔キレイナビ”をワンボタンで設定すれば、最短で約0.05秒で最大10人の顔を一度に検出でき、顔にピントを合わせ、顔の明るさを適切に自動調整できるうえ、ツーショット撮影やガラス越しの撮影などでも意図した通りの撮影が行なえるという。“顔キレイナビ”は再生にも利用され、検出した顔部分の拡大表示や、人物を中心としたスライドショーの再生なども可能。

撮像素子は有効630万画素の“スーパーCCD ハニカムVI HR”を搭載。画像処理エンジンには“リアルフォトエンジンII”を採用しており、ISO 3200の高感度撮影時でも低ノイズで高解像度の画像が得られるほか、被写体ぶれや手ぶれも抑えられるという。レンズは“フジノン光学式10.7倍ズームレンズ”で、焦点距離はf=6.2~66.7mm(35mmフィルム換算で28~300mm相当)/F2.8~4.9。最短撮影距離は、広角で約40cm、望遠で約2.0mm、スーパーマクロでは約1cm。

ファインダーは0.33インチ低温ポリシリコンTFTカラー液晶(約11万5000画素)、モニター用の液晶パネルは2.5インチで約23万5000画素。フラッシュには、主要被写体までの距離、画面内の被写体の大きさ、被写体の位置を認識し、発光量と感度設定を自動調整する“iフラッシュ”を搭載する。シャッタータイムラグは最短約0.01秒で、撮影間隔は最短約1.5秒。

静止画の最大記録画素数は2848×2136画素(610万画素)で、記録方式はJPEG(Exif 2.2)/DCF準拠/DPOF対応とCCD-RAW。動画は640×480画素で毎秒30フレーム。記録方式はAVI(Motion JPEG/DCF準拠)。音声はWAVE形式のモノラル。記録メディアにはxDピクチャーカードを利用する。

インターフェースはUSB 2.0(High Speed)を搭載。PictBridgeにも対応している。電源は単3形アルカリ乾電池/ニッケル水素電池×4本を利用し、付属のアルカリ乾電池で約200枚、ニッケル水素電池で約400枚の撮影が可能(CIPA規格)。本体サイズは幅130.7×奥行き119.5×高さ97.2mm、重量は約570g(撮影時重量は約660g)。ストラップ、レンズキャップ、レンズキャップホルダー、レンズフード、USBケーブル(mini-B)、専用A/Vケーブル、画像閲覧ソフト『FinePixViewer Ver.5.3』(Windows版)/『FinePixViewer Ver.3.4』(Mac OS X版)などが付属する。

別売のアクセサリーには、新製品としてワイドコンバージョンレンズ『WL-FXS6』を追加する。価格は2万3100円。

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