EVERCOOL製の水冷と空冷を組み合わせたハイブリッドタイプのCPUクーラー「SILVER KNIGHT」(型番:WC-601)がサイズから今月発売される予定だ。同社の水冷キット“WC-301”シリーズの後継にあたり、今回は空冷式のCPUクーラーと一体化し、さらに小型化させたのが特徴だ。
水冷と空冷を組み合わせたEVERCOOL製のCPUクーラー「SILVER KNIGHT」。本体側面の円形のプラスチックが、水冷のポンプ内蔵型タンクだ |
8mm径のヒートパイプ状の銅製パイプに冷却水を強制循環させるという水冷方式を採用する事でヒートパイプクーラーの弱点である設置方向の制限という問題を解決している。搭載する9cmファンの側面にファンコントロール用のスイッチを搭載しており、ファン速度を2段階に切り替え可能だ。ファンコンを“HIGH”に設定した時は、回転数2600rpm/風量53.1CFM/騒音値25.0dB、“LOW”設定時は回転数1800rpm/風量36.2CFM/騒音値17.0dBとなる。水冷ポンプの騒音値は20dB以下で、水量は1時間あたり5.7リットルとなる。対応ソケットはLGA 775、Socket 939/940/754で、本体サイズは130(W)×126.5(D)×165(H)mm、重量は960g。14日頃発売予定で予価は6000円前後。現在TSUKUMO eX.と高速電脳で販売を予定している。
ファンの側面(タンクの右上)にファンコンを装備。ファン速度を2段階で切り替え可能だ | ヒートパイプ状の銅製パイプをヒートシンクと9cmファンで冷却する仕組みだ |