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シャープ、ワイヤレスイヤホン向けの赤外線ワイヤレス音声伝送デバイスを発売

2006年07月05日 23時16分更新

文● 編集部

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シャープ(株)は5日、日本電信電話(株)が開発した赤外線ワイヤレス音声伝送技術(1ビット量子化・伝送技術)に初めて準拠したワイヤレス音声伝送システムの送信IC『GP2WVC01MP0F』と受信デバイス『GP2WVR01YP0F』を発売すると発表した。サンプル価格は、送信ICが800円、受信デバイスが650円。28日に量産を開始する。

赤外線ワイヤレス音声伝送デバイス
赤外線ワイヤレス音声伝送デバイス(左が送信IC『GP2WVC01MP0F』、右が受信デバイス『GP2WVR01YP0F』)

赤外線ワイヤレス音声伝送デバイスは、ワイヤレスタイプのイヤホンのニーズに応えるための製品で、ボタン電池(75mAh)で約4週間(1日2時間使用した場合)の利用が可能な低消費電力化と、イヤホンに搭載可能なサイズ(受信デバイスが幅8.0×奥行き3.0×高さ2.5mm)への小型化を図ったのが特徴。携帯電話や無線LANなどと干渉しない赤外線ワイヤレスデジタル通信方式を採用し、1ビット量子化技術によりFM放送の音声並み(信号帯域16kHz、S/N比70dB)の高音質の音声を再生できるという。

電源電圧と動作時の消費電流は、送信ICが2.3~2.7V(コア)/3.1~3.5V(インターフェース)で3mA(コア)/0.3mA(インターフェース)、受信デバイスが2.4~3.6Vで1.3mA。送信ICのサイズは幅3.85×奥行き3.85×高さ0.80mm。

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