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NEC、携帯マルチプレーヤー『VoToL』のオプション2製品を初公開

2006年06月23日 19時00分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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VoToLの体験イベント
会場になったラピロス六本木の1Fスペース

日本電気(株)(NEC)とNECパーソナルプロダクツ(株)は23日、東京・六本木のラピロス六本木において、今年2月に発表(4月24日に販売開始)した携帯マルチメディアプレーヤー『VoToL(ボトル)』の体験イベントを開催した。24日(土)まで、ラピロス六本木のほか渋谷/新宿/銀座/秋葉原など都内を巡回しながら、特に20代女性層を中心に製品をアピールしていくという。



香水瓶を意識したフォルムで女性ユーザー拡大を目指す

女性が手に持っているのがVoToL本体
女性が手に持っているのがVoToL本体。2.7インチ液晶ディスプレーが裏面をほぼ占めている

VoToLは、1.8インチの30GB HDDと2.7インチQVGA液晶ディスプレーを内蔵し、動画/静止画/音楽/テキストなどのマルチメディアコンテンツを移動しながら楽しめる携帯マルチプレーヤー。一番の特徴は、香水瓶を意識したという独特のフォルムと、MPEG-2/-4(SP/ASP対応)、WMV9(DRM 10対応)、WAV、OggVorbis、AACなど多様なフォーマットのデータを直接再生できること。一般的な携帯プレーヤーは、パソコンなどを使ってプレーヤー本体で再生できる形式に変換してから転送する必要があり、手間と時間がかかるが、VoToLではそうした手間が省ける。

また、VALUESTAR/LaVieのTV視聴・録画機能搭載モデルと組み合わせると、パソコンのTV録画ソフト“SmartVision”で録画した際に、自動的にVoToLにも転送が行なわれる。夜の間に録画した番組も、朝の忙しい時間に変換・転送する手間を掛けずに、そのままVoToLを持ち出すだけで通勤・通学時などに楽しむことができるという。



ノベルティーグッズ
イベント会場でアンケートに答えると、NECのキャラクター“バザールでござーる”グッズ(ボールペン/ストラップ/メモパッド)をどれかひとつもらえる


ビデオケーブルとデジカメ接続ケーブルを開発中!

今回の体験会では、発売中の製品を実際に試してみるだけでなく、現在開発中のオプション製品2つも併せて展示された。ひとつはVoToLの動画/写真などをTVに出力・表示するビデオケーブル、もうひとつはデジタルカメラに直接VoToLを接続して画像を転送できるUSB接続ケーブルだ。

開発中のビデオケーブルのデモ ケーブルはVoToL本体はマルチメディアコネクターに接続
開発中のビデオケーブルを使って、VoToLに収めた動画をTVに映しだしているところケーブルはVoToL本体のマルチコネクターに接続し、反対側は一般的なコンポジット端子(映像出力)+ステレオ音声の3本に分岐している

いずれも発売日や価格は未定だが、そう遠くない時期に発売される予定。デバイスドライバーが開発中とのことで、デジタルカメラとの接続デモは見られなかったが、MPEG-2形式の高解像度/高画質データをそのまま読み出せるVoToLの特徴は、TVの大画面で楽しむ用途にも向いている。

デジタルカメラとのダイレクト接続ケーブル
デジタルカメラとのダイレクト接続ケーブル。VoToL本体のUSB 2.0端子に接続して、通常のUSB端子に変換する。デジタルカメラの映像を大勢で楽しむ場合に便利だ

会場で説明したNECパーソナルプロダクツの担当者に聞いたところ、同社の直販サイト“NEC Direct”での販売のみ(店頭販売は行なっていない)ながらも予定出荷台数の1万台に届くペースで売れており、意外にもNECのパソコンを買ったことがないという購入者が半数近くを占めていると販売状況を説明した。

ラピロス六本木での体験イベントは、23日と24日ともに正午から午後8時まで行なわれている。

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