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CPUクーラーではありません! ラジエータを搭載するThermaltake製CPUウォータブロック「Volcano4005」がThermaltakeから発売に!

2006年06月21日 00時00分更新

文● 増田

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 Thermaltakeのラジエータを搭載するCPUウォータブロック「Volcano4005」(型番:CL-W0037)が発売となった。外観は、取材時に「またヒートパイプ採用のCPUクーラーの新製品か出たんだ……」と思ってしまうような印象だ。

Volcano4005 Volcano4005
ラジエータを搭載するCPUウォータブロック「Volcano4005(型番:CL-W0037)」。一見するとアルミ製フィンとヒートパイプを採用したCPUクーラーのようだ

 この製品はCPUウォータブロック部とラジエータ部を一体化させたというユニークなアイテム。CPUクーラーでは最近定番となっているアルミ製フィンとヒートパイプを採用した製品を見過ぎたせいか、最初はすっかりCPUクーラーだと思ってしまった。そのヒートパイプと勘違いしたのは冷却液が流れる銅パイプ。「Volcano4005」は銅ベースと銅パイプ、アルミ製フィンを組み合わせたCPUウォータブロックで、ユーザーが任意に取り付けた80mmもしくは90mm角ファンで冷却するという仕組みだ。
 もっとも、通常の水冷キットといえば熱くなった冷却液は大型ファンを装備したラジエータへ送られ再び冷却されるというのが基本的な仕組み。Thermaltakeのウェブサイトでは同製品の仕組みが図解入りで説明されているが、それによると熱源であるCPUを冷却しながらも銅パイプを流れる冷却液をアルミ製フィンとファンで冷却するとされている。要はラジエータが不要になるということかと思うとそうでもないようで、同社製水冷キットを使用した応用例ではしっかりとラジエータも使われている。このあたりは使用する各ユーザーの環境にも左右されそうだが、基本的にはCPUウォータブロック部のラジエータと本来使用しているラジエータの“2重冷却方式”と考えるのがよさそう。結果、より温度の低い冷却液が熱源を冷やしてくれるのであれば、十分アリなアイデアとも思える。対応するCPUはLGA775/Socket478/939/940/754/462。チューブの径は“For 4mm ID tubing x 2/For 6.4mm ID (1/4") tubing x2/For 9.5mm ID (3/8") tubing x2”と記載されており、詳細は不明。購入前に確認しておいたほうがよいだろう。今日から販売している高速電脳では価格6980円で販売中だ。

Volcano4005 Volcano4005
銅ベースと銅パイプ、アルミ製フィンを組み合わせたCPUウォータブロックで、ユーザーが任意に取り付けた80mmもしくは90mm角ファンで冷却するという仕組み。対応するCPUはLGA775/Socket478/939/940/754/462だ
応用例 ポップ
同社製水冷キットを使用した応用例ではしっかりとラジエータも使われている価格は他のCPUクーラーとそれほど変らない。冷却能力を強化するにはいいかもしれない
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