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【INTERVIEW】西和彦氏がゲイツ引退を語る(前編)

2006年06月21日 17時13分更新

文● 編集部 野末尚仁/小林久

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ビル・ゲイツ氏ゲイツ氏は、4月に来日したおり、NPO関連のイベントに参加した。このときすでに一線から退く決意を固めていたのだろう
[編集部] マイクロソフトの将来は暗いということでしょうか?
[西和彦] ゲイツが現場の一線から退くことで、マイクロソフトがすぐにダメになるということはないと思います。マイクロソフトは、今後IBMのような会社になっていくでしょう。ちょうどトマス・ワトソンが引退したあとのように、会社の存続のために、経営者を使い捨てていくような企業になっていく。
[編集部] あまり明るい将来には感じませんが。
[西和彦] でも、それはマイクロソフトの話なんだよ。じゃあビル・ゲイツはどうか? あんな奴が5兆円をポケットに入れて、「さあやるぞ!」って言い始めたら怖いと思いませんか? 彼は資産の大半を使うって言っている。しかも「金儲けしなくていい」って言ってるんだよ。
[編集部] 何を考えているんでしょうか……。
[西和彦] 僕は彼がノーベル平和賞を狙っているんじゃないかと思う。あるいはヒラリー・クリントンあたりと組んで副大統領の座を狙っているかもしれない。いずれにしても、ビル・ゲイツが引退して、稼いだ金をばらまくだけの存在になるということは考えられないでしょう。これは5兆円持った虎を野に放つようなものですよ。怖いでぇ。

後半に続く

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