CorsairおよびnNVIDIAの共同開発による新しいオープンメモリ規格“EPP”(Enhanced Performance Profiles)に対応したメモリモジュール「TWIN2X2048-6400C4」がCorsairから登場した。Corsairによると、JEDEC規格のSPD(Serial Presence Detect)の未使用部分への追加メモリパラメータを最大限に活用することによって、メモリのパフォーマンスを押し上げることができるという。
“EPP”(Enhanced Performance Profiles)に対応したCorsair製のメモリモジュール「TWIN2X2048-6400C4」 |
従来のSPDはJEDEC規格のメモリ仕様のみが含まれているが、EPPにはコマンドレートおよびメモリ電圧といった、標準SPDから除かれた仕様が含まれている。そのため、EPPに対応したマザーボードでは、これらの情報をもとにして簡単にオーバークロックの設定などができるようになる。また、Corsairによると、EPPに対応していないマザーでも通常のDIMMとして使用できるという。ちなみに、現在ASUSTeK製マザーの「M2N32-SLI DELUXE」がEPPに対応している。
「TWIN2X2048-6400C4」はDDR2-800(PC2-6400)対応の1GB DIMMの2枚セットで、EPP対応マザーボードで使用した場合のレイテンシは4-4-4-12となる。販売を行なうT-ZONE.PC DIY SHOPによると、EPP非対応のマザーでは5-5-5-15で動作するとのこと。価格はT-ZONE.PC DIY SHOPで4万800円。
DDR2-800(PC2-6400)対応の1GB DIMMの2枚セットで、EPP対応マザーボードで使用した場合のレイテンシは4-4-4-12となる | T-ZONE.PC DIY SHOPのポップ。“TWIN2X”シリーズは2つのメモリのシリアルナンバーが並びになっているのが特徴 |