いつになったら使える？　“HDMI Interface Ready”とうたうLGA775対応マザーボードがASRockから登場！

2006年05月18日 23時57分更新

文●増田

　ASRockからパッケージに“HDMI Interface Ready”とうたうLGA775対応マザーボード「775Dual-VSTA」が発売された。ちなみに今日から同製品を販売しているフェイスでは、HDMI対応ビデオカードの入荷予定はないとのこと。


パッケージに“HDMI Interface Ready”とうたうLGA775対応マザーボード「775Dual-VSTA」。チップセットに“PT880 Pro+VT8237A”を採用する

　「775Dual-VSTA」のパッケージには付属品としてHDMI SPDIFケーブルが同梱。マニュアルによるとマザー上のHDMI SPDIF対応ピンヘッダとHDMI対応ビデオカードを接続して使用するという記載が見える。1本のケーブルで映像・音声・制御信号を合わせて送受信可能とするHDMIだが、このうちの音声部分をマザーオンボードのサウンド機能を使う仕組みらしい。そこで、パッケージに貼られたシールをよく見ると、ブラケット部にHDMI端子を装備したPCI対応カードに付属のHDMI SPDIFケーブルが接続されている。「なるほど、これで出力できればHDMIって本当に取り回しが楽だね」と言いたいところだが、問題はこのパッケージに貼られたシールに写ってるカードの入手方法。現時点で販売予定がないだけに、結果的には使えないということになる。もっとも、今までにも数多くの変り種マザーボードを発売してきた同社だけに、このあたりの対応状況は気長に待つしかないといったところだろう。
　主な仕様はチップセットに“PT880 Pro+VT8237A”を採用。拡張スロットはPCI Express x16とAGPスロットをどちらも装備(ほかにPCI×4)するというもので、マニュアルには対応ビデオカードの一覧が記載されている。またメモリもDDR2 DIMM×2とDDR DIMM×2のコンボ仕様。その他、8chサウンドやSerial ATA、100/10Base-TXイーサネットなどをオンボードで搭載する。価格は8470円となっている。


パッケージに貼られたシールをよく見ると、ブラケット部にHDMI端子を装備したPCI対応カードに付属のHDMI SPDIFケーブルが接続されている		パッケージには付属品としてHDMI SPDIFケーブルが同梱。マニュアルによるとマザー上のHDMI SPDIF対応ピンヘッダとHDMI対応ビデオカードを接続して使用するという記載が見える

HDMI SPDIFケーブルの使い方について。HDMI対応ビデオカードは現時点で販売予定がないだけに、結果的には使えないということになる		リヤインターフェイス


拡張スロットはPCI Express x16とAGPスロットをどちらも装備(ほかにPCI×4)するというもので、マニュアルには対応ビデオカードの一覧が記載されている