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アップル、Universal対応の『Final Cut Express HD 3.5』を発表

2006年05月18日 22時34分更新

文● 編集部 広田稔

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アップルコンピュータ(株)は18日、ビデオ編集ソフト『Final Cut Express HD 3.5(ファイナルカットエクスプレスHD)』を20日に発売すると発表した。価格は2万9800円。旧バージョンのユーザーは9800円でアップグレードできる。

Final Cut Express HD 3.5
『Final Cut Express HD 3.5』

プロ向けビデオ編集ソフト“Final Cut Pro”シリーズの入門版で、DVやHDVといった形式のビデオを扱える。最新版では、ソフトがUniveralアプリケーション化されて、Intel製CPUを搭載するMacでネイティブ動作するようになった。

バージョン3.5では『Final Cut Pro 5』が採用するリアルタイムレンダリングエンジン“Dynamic RT(ダイナミックRT)”を新たに採用。アップルによれば、画質やフレームレートをその場で調整して最適な映像を再生し、CPUの処理能力に合わせてパフォーマンスを向上させるため、マルチレイヤーのHDVビデオもリアルタイムに再生できるという。

また、付属ソフトのバージョンもアップした。4000種類以上のループやサウンドエフェクトを含むオーディオ編集ツール『Soundtrack 1.5(サウンドトラック)』や、70種類のアニメーションオブジェクト/15種類のテクスチャ/60種類のカスタマイズ可能なエフェクトを備えたモーションテキスト/タイトル作成ソフト『LiveType 2.1(ライブタイプ)』が用意されている。

対応OSはMac OS X 10.4.6以上で、QuickTime 7.0.4以上が必要になる。動作環境は、CPUがPowerPC G4/G5かCore Duoで500MHz以上のもの。メモリー容量は512MB以上。HDVの編集には、動作周波数が1GHz以上のCPUと、1GB以上のメモリー容量が必要になる。

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