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IEEE 802.11nの認証プログラムは2007年秋ごろ開始――Wi-Fiアライアンスのスポークスマンがコメント

2006年04月26日 16時04分更新

文● 編集部 小林久

無線LAN製品の相互接続性認定試験を行なっている業界団体、Wi-Fiアライアンスのマネージング ディレクタを務めるフランク・ハンズリク(Frank Hanzlik)氏が26日に来日し、Wi-Fiアライアンスの活動の現状と今後のロードマップに関して説明した。説明会には、日本電気(株)(NEC)からモバイルターミナル事業部商品開発部プロジェクトマネージャーの伊藤正史(いとうまさし)氏も出席した。

Wi-Fiアライアンスのフランク・ハンズリク氏(写真は2004年来日時のもの)

無線LAN市場は、従来中心だったパソコン市場から、家電や携帯電話機へと広がりを見せており、その中でWi-Fiアライアンスがどういった役割を果たせるかが会見の骨子となった。

米国の市場調査会社インスタット(In-Stat)社の調査では、無線LANチップセットの年間出荷ユニット数は、2005年の1億4000万強から、2009年に4億3000万と急速に増加すると予測している。また、米ABI Research社の調査では、ホームネットワーク機器の年間出荷実績は2011年までに8億6100万以上となり、その大部分が無線LAN機能搭載となるとしている。こういった現状の中、重要になってくるのがQoS(Quality of Service)や、無線上でマルチメディアコンテンツの送受信を行なうWMM(Wi-Fi Multimedia)、さらにその電力管理仕様であるWMM Power Save技術などである。

一方、携帯電話機の市場では、FMC(Fixed Mobile Convergence)の流れと同時に、Wi-Fi機器とセルラーホンの統合も進んでいくと考えられる。米Senza Fili Consulting社の調査では、Wi-Fiとセルラーホンが統合したサービスに関しては、2010年にはアメリカだけで、160億ドル(約1兆8400億円)になる見込みで、契約者数も米国だけで2900万人、全世界では5500万人へと急速に広がっていくという予測が示されている。

NECの伊藤氏は、固定電話の回線交換網、携帯電話のパケット網、企業内の無線LANを利用したVoIPを1台の電話機で利用できるという現在の状態が、近い将来、1つの電話機/番号でシームレスに固定/移動/VoIPを扱える状態となり、将来的にはそれらがひとつのIP網を経由する真の意味での統合がなされるとした。

同氏は「WiMAXや3G以降の携帯電話サービスは比較的広いエリアをカバーし、事業者免許も必要になる。一方で、Wi-Fiは小セルでライセンスフリーで使えるため、導入の負担が少なく、ユーザーにより近い通信方法としての場所を確保していくのではないか」という観測を示した。携帯電話機でWi-Fiを利用することで、VoIP以外にもインスタントメッセージやプッシュトークといった新しいアプリケーションの利用も可能になりつつある。

なお、Wi-Fiアライアンスのセキュリティーに関する取り組みとして、2006年3月1日から暗号化規格“WPA2”(Wi-Fi Protected Access 2)がWi-Fi認定のために必須となっている

Wi-Fiアライアンスでは、今年後半に家電機器などの無線LAN設定を簡便化する“Simple Config”(コードネーム)と呼ばれる新規プログラムを発表する予定。これにはプッシュボタン機能とソフトウェアセットアップという2種類のネットワーク設定方法が用意されている。同時に1月にドラフト仕様が発表されたIEEE 802.11n向けの認証プログラムに関しても、2007年秋の開始に向けて準備されている段階にある。それに先立つ形で、2006年夏には相互接続性関連の最初のイベントを開催する予定。

また、Wi-Fi Mobile Convergenceを実現するための製品としてはNECの『N900iL』などいくつかの製品が市場投入されているが、これらの相互接続性を保つための取り組みも専門のタスクグループ(Wi-Fi Mobile Convergence Task Group:WMC TG)で行なわれている。そのための認定プログラムも現在策定中であるという。

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