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SCNなど、電子マネー“Edy”決済に対応したHD映像配信VODシステムを開発

2006年04月24日 22時41分更新

文● 編集部

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(株)Sentivision(センティビジョン)とソニーコミュニケーションネットワーク(株)は24日、電子マネー“Edy”による決済に対応したHD対応の映像配信VOD(ビデオ・オン・デマンド)システムを共同開発したと発表した。併せて、家電への内蔵も想定したHDD搭載の小型STB(セット・トップ・ボックス)も試作した。

画面1 画面2
コンテンツ購入時“Edy”決済時
サービスイメージ

開発したシステムは、映像配信フォーマットに“H.264”などを採用し、HD/SDコンテンツをストリーミングダウンロードなどを利用して配信するシステムで、電子マネー“Edy”によるオンライン決済に対応したのが特徴。試作したSTBは、40GBのHDDと、600MHz動作のCPUを搭載し、本体サイズを幅100×奥行き100×高さ50mm、重量を300gに小型軽量化したのが特徴。HD/SD映像に対応しており、ネットワークとテレビに接続すれば利用できるほか、テレビなどの家電にも内蔵することも想定されている。見たい場面を素早くサーチする“トリックプレー”や、Edyによる簡単登録/コンテンツ購入にも対応しているという。

小型STB、FeliCa対応リーダーライター、“Edy”カード
左から、小型STB、FeliCa対応リーダーライター、“Edy”カード

両社では、ソニー(株)、ビットワレット(株)の協力により、HD映像配信VODシステムを利用した実証実験を、コンテンツホルダーや機器メーカー、回線事業者などを対象に4月から行なっているという。期間は6月末までの予定。参加企業は、(株)ギャガ・クロスメディア・マーケティング、(株)ソニー・ミュージックネットワーク、ナウオンメディア(株)、(株)日本経済新聞社、(株)バンダイチャンネル、(株)WOWOWなど(50音順)。

実証実験システム概要図
実証実験システム概要図

なお、Sentivisionは、H.264コーデックを中心に、テレビでインターネットを利用するために必要なキーコンポーネントを自社開発している企業で、SCNが筆頭株主となっており、発行済株式の36.8%を取得している。

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