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米U3、日本市場に“U3 スマートドライブ”を投入――日本語対応ソフトの販売も開始

2006年04月20日 19時35分更新

文● 編集部

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米U3社(U3 LLC.)は20日、同社が提唱するUSBメモリーを利用するハードウェアとアプリケーションソフトの統一規格“U3 プラットフォーム(U3 platform)”に対応したUSBメモリー“U3スマートドライブ(U3 smart drive)”を日本でも展開すると発表した。大手ハードウェアメーカーとの提携に加え、対応ソフトを販売するオンラインストアー“U3 ソフトウェア セントラル(U3 SOFTWARE CENTRAL)”の日本語版サービスを開始する。

ロゴ“U3 スマートドライブ”のロゴ

“U3 プラットフォーム(U3 platform)”は、ハードウェア仕様“U3 Hardware Specification”、ハードウェアとアプリケーション/データを結びつける基本ソフト“U3 Device Services”、コンテンツを操作するためにU3 スマートドライブに格納されるGUI“U3 Launchpad”、ソフトウェア開発キット“U3 Software Development Kit(SDK)”、ハードウェア開発キット“U3 Hardware Development Kit(HDK)”などで構成される。

“U3 スマートドライブ(U3 smart drive)”は、“U3 プラットフォーム(U3 platform)”に準拠したUSBフラッシュメモリーで、アプリケーションソフトやデータのほか、各種設定データやパスワードなどの“デジタル個人情報”を保存し、不特定多数のユーザーが利用するパソコンなどで個人のパソコン環境を利用できるのが特徴。U3 スマートドライブをパソコンから取り外せば、パソコンで使用したアプリケーションや個人データなどが消去されるようになっている。“U3 スマートドライブ”には、通常のUSBフラッシュメモリーと区別するためのロゴマークが付けられる。

ハードウェアメーカーとの提携では、サンディスク(株)が“SanDisk Cruzer Micro”(512MB/1GB/2GB)と“SanDisk Cruzer TITANIUM”(1GB/2GB)を発売する予定のほか、6月に(株)アイ・オー・データ機器が“EasyDisk U3”(256MB/512MB/1GB)を、エレコム(株)が“MF-UU2”(512MB/1GB)を発売する予定。(株)東芝は2006年秋に国内向け製品を販売する予定で開発を進めているという。これにより全世界では17社が製品を提供することなるとしている。

オンラインストアー“U3 ソフトウェア セントラル(U3 SOFTWARE CENTRAL)”は、U3 スマートドライブ対応のアプリケーションソフトを販売するサイト。約100タイトルのアプリケーションを販売しており、そのうち22タイトルが日本語に対応しているという。U3 ソフトウェア セントラルには、U3 Launchpadからもアクセスできる。日本語対応の主なタイトルは、ウイルス対策ソフト『Avast! Antivirus U3 Edition』、画像管理ソフト『ACDSee for U3』、データ暗号化ソフト『クリプトニーモWindows版』、ウェブブラウザー『Mozilla Firefox U3』、メールソフト『Mozilla Thunderbird for U3』、統合ソフト『OpenOffice.org for U3』、無料IP電話ソフト『Skype』など。

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