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ローランド、24bit/48kHzの非圧縮録音に対応したWAVE/MP3レコーダーを発表――テーマは“手軽さと原音忠実”

2006年04月19日 19時19分更新

文● 編集部 広田稔

ローランド(株)は19日、同社のDTM周辺機器ブランド“EDIROL(エディロール)”の新製品として、24bit/48kHzの非圧縮音声の録音に対応したWAVE/MP3レコーダー『R-09』を28日に発売すると発表した。本体上部にステレオマイクを内蔵しており、入力音量(ゲイン)を調整した上で、SDメモリーカードに音を記録できる。価格はオープンで、編集部による予想販売価格は3万8000円前後。

R-09 イメージ
『R-09』利用イメージ

内蔵マイクには、バックエレクトレット・コンデンサー型のユニットを採用。音の広がりをとらえるために、左右のマイクの方向が120度の角度に開くように配置されている。ノイズの混入を防ぐように、マイクハウジングが本体基板から分離してある。

指向性
マイクの角度/周波数特性/指向性を表す図

ローランドによれば、A/Dコンバーターへの入力レベルの最適化などを行なう独自のアナログ回路“IRAC(Isolated Adaptive Recording Circuit)”を搭載することで、マイクで捉えた原音をありのままの高音質でデジタル信号に変換するという。ディスプレーには有機ELを採用し、dB表示付きのレベルメーターなどを確認できる。

左 背面 右
電源ボタンや入力音量の調節ボタンが並ぶ本体左側面本体背面には、音量レベルを自動調整する“AGC”のスイッチなどが並ぶヘッドホン出力端子や出力ボリューム、HOLDスイッチが並ぶ右側面

電源は単3形乾電池2本か、付属のACアダプターを利用する。単3形アルカリ乾電池2本の場合、約4時間の連続録音が可能だ。パソコンとの接続方式にはUSB 2.0(Hi-Speed)を採用。USBマスストレージクラスに対応し、メモリーカードをパソコンにマウントして、録音データをHDDにコピーできる。対応OSはWindows Me/2000/XP、Mac OS 9.2以上、Mac OS X 10.2以上。

上部 底部
本体上部には、マイク入力とラインインの端子が並ぶSDメモリーカードや乾電池は本体底部から取り出す。パソコンとのデータ交換に使うUSB 2.0(Hi-Speed)端子も用意

対応録音フォーマットは、WAVE形式が16/24bit、44.1/48kHz、MP3形式が44.1/48kHzでビットレートが64~320kbps。1GBのSDメモリーカードを利用した場合、WAVEの24bit/48kHzの設定では54分、MP3で128kbpsの設定では980分の録音が可能だ。

表
ファイル形式とSDメモリーカードの容量による録音時間の対応表

本体サイズは幅62.6×奥行き102×高さ29.1mm、重量は145g(乾電池、SDメモリーカード含む)。カバーとスタンドのセットや外部マイク、モニター用ヘッドホンなどのオプション類も用意されている。

セット マイク RH-300
専用カバーとスタンドのセット『OP-R09C』。価格は5670円外部ステレオマイク『CS-15』は近日発表予定モニターヘッドホン『RH-300』。価格は1万7640円

単なるボイスレコーダーではない、“原音忠実”を目指した製品

製品のリリースに合わせて開催された発表会では、ローランドの取締役で、DTMP開発部門を担当する近藤公孝氏が、「当社はデジタルオーディオ技術をベースとして、HDDやICに記録するマルチトラックレコーダーを、プロや音楽愛好家に向けて早い段階から開発してきた。それらの技術を注力して出来上がったのがこのR-09」と挨拶を行なった。

R-09について近藤氏は「ボイスレコーダーではないと考えている。音を忠実に記録することと手軽に持ち運べることにこだわった製品」と紹介。「音のプロフェッショナルの世界では当たり前の24ビット録音という高い基本性能」「高性能コンデンサーマイクの搭載」「ワイシャツのポケットに入る大きさ」「バッテリー込みで150グラム以下という重さ」「PCやネットワークとの親和性」――といった、製品化にあたってクリアーすべきだった5つの条件を提示し、「これらの相反する課題を妥協なくすりあわせたのがR-09だ」と完成度の高さに自信を見せた。

近藤氏 コンセプト
ローランド取締役、DTMP開発部門担当の近藤公孝氏R-09の“手軽さと原音忠実”という製品コンセプトを実現するためにクリアーした5つの課題

また、実際にR-09の試作品を室内楽の録音に利用したレコーディングエンジニアの桑原和男氏が登場し、24bitで録音した音質について「一言でいうと、絵画の絵心にあたるような“音心”がすごい。特性的に何ヘルツの音が出ているからいいということではなくて、設計の過渡特性すべてが音楽的にできているようだ」と絶賛。

桑原氏は「いままでにあり得ないクオリティーで、現在売っているどの製品よりも、あっさり簡単にいい音質で録音できる。来年の今頃になると、R-09を使って録音された音楽CDが何十枚か出ているだろう」とプロ市場に受け入れられる品質であることを示唆した。

桑原氏
レコーディングエンジニアの桑原和男氏発表会では実際にR-09で録音を体験するデモも行われた

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