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ドリームボート、P2P技術によるデジタルコンテンツ配信システム“SkeedCast”の試験運用を開始――Winny開発者でP2P技術の第一人者である金子勇氏が参画

2006年04月18日 20時24分更新

文● 編集部

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(株)ドリームボートは18日、P2P(Peer to Peer)技術を基本としたデジタルコンテンツ配信システム“SkeedCast”を開発し、5月に試験運用を開始すると発表した。本格的なサービスは8月に開始する予定。当初は動画配信での普及を目指し、安全で最も安価なシステムとして提供していく予定としており、デジタル家電や携帯電話機、カーナビ、ゲーム機などに対応するほか、グループウェアなどに応用し、BtoB市場にも展開するという。

“SkeedCast”は、回線/サーバーなどのインターネットの知識がなくても利用でき、同社が構築した分散型ネットワークを利用するため、インフラへの初期投資などが不要となっているのが特徴。P2P技術を基本としているため、高品質/大容量のコンテンツにも対応でき、有料/無料/再生回数/再生期限/コピー制限などの設定も可能。また、コンテンツの投入/中継/ダウンロードを分離して管理することで安全性も高いという。

“SkeedCast”は、(株)インターネットイニシアティブ(IIJ)のインフラをベースに配信することが決定しており、(株)デジタルスケープが運営するデジタルコンテンツのクリエイター発掘/支援サイト“ブロードスター”が、コンテンツの流通促進などに利用する予定。なお、“SkeedCast”の開発には、P2P技術の第一人者であり、ファイル交換ソフト『Winny』の開発者でもある金子勇氏が顧問として参画しているという。

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