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NECビューテクノロジー、円筒や球面にも四角い画面を投写可能な液晶プロジェクター『NP2000J』など2機種を発売

2006年04月17日 17時19分更新

文● 編集部

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NECビューテクノロジー(株)は17日、標準レンズに加え、オプションで5種類のレンズを交換できる輝度が4000ルーメンのXGA液晶プロジェクター『NP2000J』を5月中旬に発売すると発表した。価格は73万2900円。併せて、輝度が3500ルーメンの『NP1000J』も発売する。価格は62万7900円。

『NP2000J』
『NP2000J』

『NP2000J』は、液晶パネルに新開発のマイクロレンズアレイ(MLA)付き0.8インチポリシリコンTFTタイプ(1024×768画素×3枚)を採用し、300W ACランプを利用することで輝度を4000ルーメンに高めるとともに、IP変換回路や3次元Y/C分離回路(NTSC信号用)、人間の視覚特性を利用してコントラスト感のある画質に変換する“SweetVision機能”などを搭載したLSIなどにより高画質化を図ったのが特徴。市販のUSBマウスを利用して画面上の4点(四隅)をクリックすることで四角形に補正して投写する“3Dリフォーム機能”を搭載しており、拡張機能を利用すれば円筒形や球面などのスクリーンに対して四角形の投写も可能。黒板モード(2色)や壁色補正機能(6色)も用意されている。

最大表示解像度は解像度変換技術“アドバンスドアキュブレンド”により1600×1200画素となっており、表示色数は1677万色に対応。コントラスト比は800:1。スクリーンサイズ/投映距離は30~500インチ/0.89~20.8m。レンズには、標準レンズのほか、設置場所に合わせて交換できるオプションレンズとして、短焦点固定レンズ(投写距離比0.8:1)、短焦点ズームレンズ(同1.18~1.51:1)、中焦点ズームレンズ(1.94~3.07:1)、中焦点ズームレンズ(2.98~4.77:1)、長焦点ズームレンズ(4.62~7.02:1)の5本が用意されている。

入力端子は、コンポジットビデオ(S、RCA)、アナログRGB(ミニD-Sub15ピン、BNC×5)、デジタルRGB(HDCP対応DVI-D)、コンポーネント(RCA)が用意されている。PCカードやUSBメモリーをプロテクトキーとして利用するセキュリティー機能も利用可能。音声出力は5W+5W。ネットワークインターフェースは10/100BASE-TX、IEEE 802.11b/g(無線LAN PCカードが付属)に対応し、データプロジェクターをネットワーク経由で操作/管理する統一規格“PJLink(class1)”に対応。USB 1.1端子やRS-242C端子も用意されている。電源はAC100Vで、消費電力は435W(ノーマルモード時)/16W(スタンバイ時)。輝度を約80%に落とし省電力を365W、ランプ交換時間を最大3000時間(ノーマルモード時2000時間)にする“ランプエコモード”も用意されている。本体サイズは幅399×奥行き358×高さ150.0mm、重量は7.3kg(標準レンズ搭載時)。レーザーポインター付きリモコンが付属する。

『NP1000J』は、280W ACランプを搭載し、輝度が3500ルーメンの下位モデル。 そのほかの仕様は『NP2000J』と同等。

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