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デル、Windows Storage Server 2003 R2搭載NAS『PowerEdge 830 Storage Server』を発売――NASのブランドも“PowerEdge”に

2006年04月06日 17時40分更新

文● 編集部

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デル(株)は6日、NAS製品のブランドを“PowerVault(パワーボルト)”からIAサーバーで採用している“PowerEdge(パワーエッジ)”に統合し、タワー型のNAS『PowerEdge 830 Storage Server』の販売を開始したと発表した。同日付けで受注を開始する。価格9万5865円から。

PowerEdge 830 Storage Server
『PowerEdge 830 Storage Server』

『PowerEdge 830 Storage Server』は、HDDを最大2TB(当初は最大500GB)、メモリーを最大8GB搭載でき、OSに最新のWindows Storage Server 2003 R2, Express x64/Workgroup x64 Editionをプレインストールするのが特徴。インテルE7230チップセットが採用され、Pentium D/Pentium 4/Celeron Dを搭載できる。グラフィックスチップは台湾XGI Technology社のXG20(グラフィックスメモリー16MB)を採用。シリアルATA対応HDDを4台まで搭載可能で、ソフトウェアRAID(RAID 1/5)とハードウェアRAID(RAID 0/1/5)がサポートされる。サーバー管理ツール『OpenManage』による一元管理のほか、“BMC(Base Management Controller)”や“DRAC4(Dell Remote Access Controller 4)に対応した管理機能も搭載されている。OS標準のバックアップツールのほか、5月中旬以降、コンピュータ・アソシエイツ(株)の『BrightStor ARCServe Backup r11.5 SP1』やバックボーン・ソフトウエア(株)『NetVault 7』などとの協調動作にも対応する予定。そのほか、テープドライブ(IDE、SCSI対応)をオプションで内蔵できる。

インターフェースは、USB 2.0×4、10/100/1000BASE-T、PS/2×2、シリアルほかを搭載し、拡張スロットは、PCI-X(64bit/133MHz)×2、PCI Express x8、PCI Express x1、PCI(33MHz)を装備する。電源は420Wのものを内蔵する(冗長電源未対応)。本体サイズは幅198.1×奥行き499.9×高さ438.9mm、重量は19.05kg。

価格は、Celeron D 331-2.66GHz、512MBのメモリー(DDR2 SDRAM)、80GBのHDD(毎分7200回転)、Windows Storage Server 2003 R2, Workgroup x64 Editionの構成で、“ブロンズ”(3年間翌営業日オンサイトハードウェアサポートと“Dell DirectLine”3年間ソフトウェアサポートが付属する場合で、17万5655円。

同社では、中小企業や、大企業の部門/部署のファイルサーバー、バックアップサーバーなどでの利用を想定している。なお、“PowerVault”ブランドは、DAS(ダイレクト・アタッチド・ストレージ)とテープストレージのブランドとして使用するとしている。

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