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全機種地デジ対応!!――日立製作所、デスクトップパソコン“Prius Air”“Prius One”の夏モデルを発表

2006年04月12日 13時05分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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(株)日立製作所は12日、2006年夏モデルとしてデスクトップパソコン“Prius”4シリーズ5製品を5月20日(1製品のみ今月22日)に発売すると発表した。内訳は、“Prius Air type R”(26インチワイド液晶ディスプレーセット)、“Prius Air type G”(本体単体、2製品)、“Prius One type W”(20インチワイド液晶ディスプレー一体型)、“Prius One type S”(17インチ液晶ディスプレー一体型)で、価格はオープンプライス。春モデルで発表された“Prius Deck”シリーズは併売される。

セパレートタイプに液晶ディスプレーなしモデルが登場
Prius Air type R/G

“Prius Air type R”
26インチワイド液晶ディスプレーがセットになった“Prius Air type R”

Prius Air type R

CPU
HT対応Pentium 4 630-3GHz
チップセット
インテル915GV
メモリー
1GB/最大2GB(PC2-4200対応DDR2 SDRAM)
付属液晶ディスプレー
26インチワイドアドバンストスーパーピュアカラー液晶ディスプレー
表示解像度
1360×768ドット
グラフィックス
チップセット内蔵
HDD
約320GB
光ドライブ
DVD±R DL対応DVDスーパーマルチドライブ
TV機能
地上デジタル、地上アナログ
拡張スロット
PCI×3(空き0)、メモリーカードスロット(SDメモリーカード/メモリースティック(PRO)対応)
通信
10/100/1000BASE-T準拠Gigabit Ethernet、V.90対応56kbpsファクスモデム
インターフェース
USB 2.0×6、IEEE 1394×1、アナログRGB、ビデオ入出力(D4出力×1/S-Video入力×1/コンポジット入力×1)、オーディオ入出力(光デジタル出力含む)
本体サイズ
幅94×奥行き377×高さ369mm(本体)
幅662×奥行き267×高さ523mm(液晶ディスプレー)
重量
約9.1kg(本体)
約17.3kg(液晶ディスプレー)
OS・ソフトウェア
Windows XP Home Edition SP2、Office Personal Edition 2003(SP2)
予想実売価格
34万円前後
出荷開始時期
5月20日
“Prius Air type G”
液晶ディスプレーを省略して20万円を切る実売価格を実現した“Prius Air type G”

Prius Air type G

型名
AR32G1R、AR31G1R
CPU
Celeron 351-3.2GHz
チップセット
インテル915GV
メモリー
512MB/最大2GB(PC2-4200対応DDR2 SDRAM)
付属液晶ディスプレー
なし
表示解像度
――
グラフィックス
チップセット内蔵
HDD
約320GB
光ドライブ
DVD±R DL対応DVDスーパーマルチドライブ
TV機能
地上デジタル、地上アナログ
拡張スロット
PCI×3(空き0)、メモリーカードスロット(SDメモリーカード/メモリースティック(PRO)対応)
通信
Gigabit Ethernet、56kbpsファクスモデム
インターフェース
USB 2.0×6、IEEE 1394×1、アナログRGB、ビデオ入出力(D4出力×1/S-Video入力×1/コンポジット入力×1)、オーディオ入出力(光デジタル出力含む)
本体サイズ
幅94×奥行き377×高さ369mm
重量
約9.0kg
OS・ソフトウェア
Windows XP Home Edition SP2、Office Personal Edition 2003(SP2)(AR32G1Rのみ)
予想実売価格
18万円前後(AR32G1R)、16万円前後(AR31G1R)
出荷開始時期
5月20日

スリムな本体に地上デジタル&アナログ放送対応TVチューナーを内蔵したデスクトップパソコン“Prius Air”シリーズは、夏モデルで26インチワイド液晶ディスプレーをセットにした“Prius Air type R”と、液晶ディスプレーを省略し、CPUやメモリーなどの違いで実売16~18万円という価格を実現した“Prius Air type G”(2製品)がラインナップされている。

いずれも、ディスプレーとの接続はパソコン画面を表示するアナログRGB(ミニD-Sub15ピン)とD4(アナログコンポーネント)の2系統で、従来モデルから変更はない。液晶ディスプレーを省略したモデルをラインナップした理由について、日立は液晶TVやプラズマTVなどの低価格化により、すでにパソコン画面入力端子やD端子を持つディスプレーを購入済みのユーザーが増えてきたため、としている。なお、Prius Air type G(2製品)の違いは、Office Personal Edition 2003の有無のみ。



インスタント視聴機能に対応したワイド液晶一体型モデルも登場
Prius One type W/S

“Prius One type W”
ワイド液晶ディスプレーを内蔵した“Prius One type W”

Prius One type W

CPU
Celeron M 420-1.6GHz
チップセット
インテル940GLM Express
メモリー
512MB/最大2GB(PC2-4200対応DDR2 SDRAM)
内蔵液晶ディスプレー
20インチワイドスーパーラスタービュー液晶ディスプレー
表示解像度
1360×768ドット
グラフィックス
チップセット内蔵
HDD
約320GB
光ドライブ
DVD±R DL対応DVDスーパーマルチドライブ
TV機能
地上デジタル、地上アナログ
拡張スロット
PCI×2(空き0)、メモリーカードスロット(SDメモリーカード/メモリースティック(PRO)/xDピクチャーカード対応)
通信
10/100BASE-T対応Ethernet、56kbpsファクスモデム
インターフェース
USB 2.0×5、IEEE 1394×1、ビデオ入力(S-Video×1/コンポジット×1)、オーディオ入出力(光デジタル出力含む)
本体サイズ
幅506×奥行き198×高さ421mm
重量
約12.3kg
OS・ソフトウェア
Windows XP Home Edition SP2、Office Personal Edition 2003(SP2)
予想実売価格
27万円前後
出荷開始時期
5月20日
“Prius One type S”
地デジパソコンでは珍しく、SXGA表示の液晶ディスプレーを内蔵した“Prius One type S”

Prius One type S

CPU
Celeron M 380-1.6GHz
チップセット
インテル910GLM Express
メモリー
512MB/最大2GB(PC2-4200対応DDR2 SDRAM)
内蔵液晶ディスプレー
17インチピュアカラー液晶ディスプレー
表示解像度
1280×1024ドット
グラフィックス
チップセット内蔵
HDD
約320GB
光ドライブ
DVD±R DL対応DVDスーパーマルチドライブ
TV機能
地上デジタル、地上アナログ
拡張スロット
PCI×2(空き0)、メモリーカードスロット(SDメモリーカード/メモリースティック(PRO)/xDピクチャーカード対応)
通信
Ethernet、56kbpsファクスモデム
インターフェース
USB 2.0×5、IEEE 1394×1、ビデオ入力(S-Video×1/コンポジット×1)、オーディオ入出力(光デジタル出力含む)
本体サイズ
幅394×奥行き198×高さ439mm
重量
約12.0kg
OS・ソフトウェア
Windows XP Home Edition SP2
予想実売価格
23万円前後
出荷開始時期
今月22日

液晶一体型デスクトップパソコン“Prius One”シリーズは、20インチワイド液晶ディスプレー内蔵の“Prius One type W”と、17インチSXGA液晶ディスプレーを内蔵した“Prius Air type S”がラインナップされている。地上デジタル放送対応モデルでワイドタイプではない液晶ディスプレーをセット/内蔵したモデルは極めて珍しい存在だ。

Prius Air One type Wでは新たに、リモコンでの電源オン(消費電力約1.5Wの待機モードより復帰)から約5秒で地上デジタル放送が視聴可能になり、その後Windows XPが自動起動する“エコ・ポン・パッ”機能を搭載。OS起動前でも、音量調整や音声オフ、チャンネル切り替えなどの操作が行なえるほか、現在視聴中のチャンネル/番組名/局ロゴ表示が行なえる(画面隅には“PC起動中”というテロップが表示される)。


このほか、Prius Air/One全機種共通で搭載するTV視聴・録画ソフト『Prius Navigator』がバージョンアップし、ユーザーの番組視聴/予約録画の傾向から好みを解析して、今後放送される予定の電子番組表(EPG)から好みの番組を推薦する“欲録り機能”に、地上デジタル放送の番組をサポート(従来はアナログ放送のみ)。ムーブ機能はDVD-RAMに加えてDVD-RWへの移動、DVD1枚分の容量に変換する“ジャストサイズムーブ”機能をサポートした。また、同社独自の視聴支援機能である“いいとこ観(み)”には、新ジャンルとして“音楽トーク”“サッカーB”を追加。音楽トークでは、音楽番組の会話部分(と認識された個所)だけ、サッカーBではシュートシーン(と認識された個所)だけをを抽出して、短時間でまとめて見られるというもの。内蔵HDDへの録画可能時間は、デジタルハイビジョンで約27時間、デジタル標準放送で約51時間、アナログ放送の高画質モード(8Mbps)で約75時間、長時間モード(3Mbps)で約195時間、などとなっている。

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