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“高機能&多機能”コンパクトデジタルカメラ

“高機能&多機能”コンパクトデジタルカメラ

2006年03月23日 00時45分更新

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“高機能&多機能”コンパクトデジタルカメラ

前回の【まとめてチェック!!】に続いて、春の行楽シーズン&“フォト イメージング エキスポ 2006”に向けてのデジタルカメラ特集、第2弾をお送りします。ここでは、高機能&多機能なコンパクトデジタルカメラについてまとめて紹介します。



これから買うなら光学手ぶれ補正&高倍率ズームは当たり前!?

 先週のデジタルカメラ特集は価格(3万円クラス以下)で区切ったが、今回は価格ではなく機能面で分類してコンパクトデジタルカメラを紹介する。といっても、読者がどんな機能に興味・関心を持っているのかがつかめなければ意味がない。ということで、2月末に実施したアンケート結果から、高機能コンパクトデジタルカメラを買うときにどこをチェックしているのか調べてみた。結果(得票数の多かったベスト5)は以下の通り。

  1. 手ブレ補正機能の搭載 33.2%
  2. レンズの光学ズーム倍率 25.2%
  3. 大きさ・手に持ったときのフィット感 20.2%
  4. 値段(安さ) 18.9%
  5. バッテリーでの撮影可能枚数 18.9%

 ちょっと前だと、上位に必ず入った“記録解像度の高さ”は17.0%で6番手に下がっている。500万画素以上が当たり前の現在のコンパクトカメラでは、記録解像度の高さにはさほどこだわらないという傾向が高まっているようだ。

Q:現在どちらのコンパクトデジタルカメラをお使いですか? お使いのカメラのメーカーをお選びください。複数のデジタルカメラをお使いの方は、そのメーカーをすべてお選びください。<複数選択>

 さて、実際にユーザーがどこのメーカーのコンパクトデジタルカメラを使い、またそれに満足しているのかを調べてみた。使っているカメラのメーカーはキヤノンが24.6%で最も多いが、2位のソニー/コニカミノルタ(22.1%)との差は2.5ポイントと少ない。3位には光学式手ぶれ補正をコンパクトカメラに広めた立役者たる松下電器産業(Panasonic)が14.5%、4位には13.6%の富士写真フイルムと並ぶ。

Q:お使いのデジタルカメラについて、満足度を5段階でお答えください。まず撮影結果の画質について。お使いのデジタルカメラについて、満足度を5段階でお答えください。まず撮影結果の画質について。Q:記録解像度についてはいかがですか?

 次に、そのお使いのデジタルカメラの満足度を5段階評価で聞いてみた。画質は3(満足しているが、不満もある)が最も集中して43.5%。4が続いて29.6%と高いが、不満はまったくないという5は6.6%にとどまる。ユーザーの本音としては、「もう少し奇麗に撮れるはず」という思いが少なくないようだ。

 一方、記録解像度は5が23.6%、4も34.5%と高く、この2つで半数以上を占める。解像度に関する不満はおおむね解消されていることが、この回答からも見て取れる。

Q:撮影時のレスポンス(AFの合焦、シャッターを押してから記録終了するまで)についてはいかがですか?Q:夜景や暗い室内での撮影についてはいかがですか?

 撮影時のレスポンス(AFでピントが合うまでの時間や、シャッターを切ってから記録完了するまで、など)は43が25.3%で同数。5も14.1%と少なくないが、2が17.2%いることから、少々以前に購入したデジタルカメラではレスポンスに不満を持つユーザーが多いようだ。

 コンパクトカメラには厳しい撮影条件の筆頭である、夜景や暗い室内の撮影では、やはり3が27.2%、2も21.7%で、3以下の合計が過半数を占めた。最近のデジタルカメラは手ぶれ補正や高感度撮影機能を売りにしているが、低価格なモデルや少し古いタイプでは感度がISO 400程度までのものが多く、暗い場所での撮影には厳しい。

Q:バッテリー/電池の持ち(撮影可能枚数)についてはいかがですか?Q:液晶ディスプレーのモニタリング/プレビュー機能についてはいかがですか?

 バッテリー/電池の撮影可能枚数については、5が予想以上に高く20.8%。5人に1人はまったく不満がないという結果だ。4も25.9%で、多くの方がバッテリー/電池での撮影可能枚数に関する不満はあまり持っていないことが分かった。コンパクトカメラの場合、普段使いであればさほど多くの枚数を撮影する機会がないので、バッテリー切れという心配も少ないためかもしれないが、旅行などで枚数を多く撮る場合にはチェックしておきたいポイントだ。

 液晶ディスプレーのモニタリング/プレビューも比較的不満は少ないようだ。ただ、今回特集した高機能デジタルカメラは、1世代以上前のデジタルカメラと比べると液晶ディスプレーの表示画素数が格段にアップしており、細かい部分のフォーカスまで確認しやすくなっている。こうした特徴にも目を付けて機種選択してほしい。

Q:手ぶれ/被写体ぶれ補正機能についてはいかがですか?

 最後に、読者が最も注目している“手ぶれ補正”機能について聞いたところ、使っている方では不満が少ないものの、そもそも“手ぶれ補正”のあるカメラを使っていない、という方が半数以上に上った。また、使っているが不満を感じるという意見を具体的に聞いてみたところ、「手ブレ補正を使うと格段にノイズが増えるようなので痛し痒し」「暗所では意外と効かない」などの意見が見られた。特に暗い場所での撮影では、手ぶれ補正だけでなく高感度撮影も合わせて行なう必要がある。このあたりは、スペック表でも十分チェックしてほしい。

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