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AMD+インテル+nVIDIA+ATIが同居する!? ASUSTeKのSocket 939対応サーバー/ワークステーション向けマザーボード「K8N-LR」が発売開始に!

2006年03月09日 22時07分更新

文● 増田

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 ASUSTeKから、チップセットに“nForce4 SLI”を搭載するSocket 939対応のサーバー/ワークステーション向けマザーボード「K8N-LR」が発売された。PCI Express x16スロット1本に加え、2本のPCI-Xスロットを搭載するのが特徴だ。

K8N-LR
“nForce4 SLI”を搭載するSocket 939対応のサーバー/ワークステーション向けマザーボード「K8N-LR」がASUSTeKから発売された
ポップ
主な仕様を記載したポップ。Socket 939対応マザーでは珍しいPCI Express x16+PCI-Xを搭載するサーバー/ワークステーション向けマザーボードだ

 この製品は、Socket 939対応マザーでは珍しいPCI Express x16+PCI-Xを搭載するサーバー/ワークステーション向けマザーボード。似たようなスペックの製品としては、Supermicroなどからも販売されているが、今回の「K8N-LR」は実売価格が約3万8000円と比較的安価なのもセールスポイントのひとつだ。
 チップセットはnVIDIA“nForce4 SLI”。これに64ビットハブコンポーネントのインテル“PXH-V”を追加することで、拡張スロットはPCI Express x16×1、PCI-X×2(64bit/133MHz)、PCI×2、Mini PCI(ASUSTeK製サーバーリモート管理カードASMB2専用)という構成となる。マニュアルによるとPCI Express x16はx8帯域での動作となるようだが、それでもPCI Express対応のビデオカードが使用できるというのは嬉しいところだろう。

ブロックデザイン 拡張スロット
ブロックデザイン図。構成的にはAMD(CPU)とインテル(PXH-V)、nVIDIA(nForce4 SLI)、ATI(RageXL)が同居することになるというある意味ユニークな仕様となった拡張スロット。PCI Express x16はx8帯域での動作となるが、それでもPCI Express対応のビデオカードが使用できるというのは嬉しいところ。ただ、カードによっては隣接するPCI-Xが1本犠牲となるのが惜しまれる

 その他、メモリはPC3200 Unbuffered ECCに対応するスロットを4本装備。オンボードインターフェイスはPCI Express接続のギガビットイーサネット×2(Broadcom/BCM5751)にSerial ATA II×4(RAID対応)、ATA/133×2、VGA(ATI/RageXL)などを搭載している。また、対応CPUはOpteron “1xx”シリーズとAthlon 64とされており、Athlon 64 X2への対応はうたわれていないが、Opteronはデュアルコア搭載モデルも対応するとしている。本日入荷をしたアークでは価格3万7980円で販売中となるほか、USER'S SIDE本店では予価4万1790円として今週末の11日に入荷するとしている。

ブラケット Serial ATA
オンボードインターフェイスはPCI Express接続のギガビットイーサネット×2(Broadcom/BCM5751)にSerial ATA II×4(RAID対応)、ATA/133×2、VGA(ATI/RageXL)などサーバー/ワークステーション向けマザーらしくSerial ATAポートは横向きに配置
ギガビット ケーブル
PCI Express接続のギガビットイーサネット×2(Broadcom/BCM5751)ショップによると当初Adaptec“AIC8130”によるSerial ATAコントローラもあると言われていたが、製品版では省略。ただし、ケーブルは8本付属しているのでちょっとお得?かも
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