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【CeBIT 2006 Vol.2】“Origami”こと“Ultra-Mobile PC”の全貌が明らかに――早ければ6月発売

2006年03月10日 18時51分更新

文● 安藤 怜

独ハノーバーメッセで開催中のCeBITでは、9日(現地時間)、米インテルのドイツ法人である独インテル社(Intel GmbH)がプレスカンファレンスを行ない、そこで同社が提唱する“Ultra-Mobile PC(以下、UMPC)”という新しい小型多機能情報端末の製品群を発表した。このUMPCは、米マイクロソフト社が“Origami”というプロジェクト名で専用ソフトウェアの開発を進めていたものである。

会見場に展示されていたUMPC(1) 会見場に展示されていたUMPC(2)
会見場に展示されていたUMPC。左からサムスン電子、ASUSTeK Computer、Founderの製品

今回発表された製品は、韓国サムスン電子社、台湾ASUSTeK Computer社、中国Founder社の3機種。これらの3機種は、重さが900g前後、7インチでタッチスクリーン方式のワイド液晶パネル(解像度は800×400ドット)を搭載する。CPUは、CeleronまたはPentium Mが採用されており、256MB~512MBのメモリー、30GB~60GBのHDDを搭載する。

OSはWindows XP Tablet PC Edition 2005で、これに“Touch Pack(タッチパック)”という専用ソフトが追加されている。Touch Packは、Origamiプロジェクトで開発されたもので、小型情報端末としての操作性を向上させるためにアイコンを大きく表示したり、メニューをカスタマイズできる。また、スクリーン周囲のボタンでメニューを操作できるようになったほか、タッチパネル方式のスクリーン上に、“Dial Key”と呼ぶ扇形のソフトウェアキーボードが表示されるので、本体を両手で持ち、親指を使って文字を入力するスタイルも可能だ。

左がASUSTeK Computer、右がサムスン電子、手前がFounderの製品 左から、独インテル バイスプレジデントのクリスティアン・モラレス氏、米マイクロソフト コーポレート バイスプレジデントのビル・ミッチェル氏
左がASUSTeK Computer、右がサムスン電子、手前がFounderの製品左から、独インテル バイスプレジデントのクリスティアン・モラレス(Christian Morales)氏、米マイクロソフト コーポレート バイスプレジデントのビル・ミッチェル(Bill Mitchel)氏

独インテル バイスプレジデントのクリスティアン・モラレス(Christian Morales)氏は、UMPCについて、「今後5年間でモバイルパソコンのメインストリームとなる製品だ」との期待を示した。また、カンファレンス会場には、米マイクロソフトのコーポレート・バイス・プレジデントであるビル・ミッチェル(Bill Mitchel)氏も、ゲストとして招かれた。

マイクロソフトも製品を紹介

米マイクロソフトのドイツ法人であるマイクロソフト・ドイチェランド社(Microsoft Deutschland GmbH)社も、独インテルの直後にプレスカンファレンスを行なった。

独インテルのカンファレンスに続いて、ふたたび登壇した米マイクロソフトのビル・ミッチェル(Bill Mitchel)氏は、「従来のスマートフォンやPocket PCなどのWindws Mobile製品と、タブレットPCやノートパソコンなどのWindows XP製品との間のギャップを埋めるためにOrigamiプロジェクトはスタートした」と語り、UMPCは、多数の消費者のニーズを満たすことのできる製品であることを強調した。

ビル・ミッチェル氏 Origamiブロジェクトのマイクロソフトにおける位置づけ
ビル・ミッチェル氏Origamiブロジェクトのマイクロソフトにおける位置づけ。Windows XPを搭載しているが、これまでのノートパソコンやタブレットPCよりもずっとWindows Mobileを搭載したスマートフォンやPocket PCに近いものであるという

サムスンの『Q1』

韓国サムスンが発表した『Q1』は、今回発表された3製品のうちでは、製品の仕様が最も明らかになったもの。CPUに超低電圧版Celeron M ULV-900MHzを搭載し、バッテリー持続時間は通常3.5時間という。韓国向け製品には、デジタル地上波(DMB)チューナー内蔵モデルも発売される見込み。また、3Gサービスに対応する携帯電話機能を搭載することも検討中という。

そのほか、USBキーボードや、外付けDVDドライブなどの周辺機器も発表され、外付けのDVDプレーヤーを使用した場合のバッテリー持続時間は1.5時間となる。

ヨーロッパでの発売は、6月を予定しており、価格は1000ユーロ(約14万円)程度となる見通し。幅227.5×奥行き26.5×高さ139.5mm(奥行きはモデルによって異なる)。重さは779g。

『Q1』は、すぐにでも発売できる状態という 周辺機器も充実している
『Q1』は、すぐにでも発売できる状態という周辺機器も充実している。本体の前にあるのがUSBキーボードで、本体とともにバインダー式のバッグに入れて持ち歩ける。左に置かれているのは、外付けのDVDドライブ。このほか拡張バッテリーパックなども用意する

ASUSTeK Computerの『R2H』

ASUSTeK Computerが展示したUMPCの試作機は、CPUにCeleron Mを搭載していたが、製品版ではPentium Mを搭載する可能性もあるという。詳細な仕様は未公表。

主な機能としては、130万画素クラスのデジタルカメラを搭載しているほか、指紋による認証システムも内蔵される見込み。また、GPSによるカーナビゲーションシステムを搭載したモデルの発売も検討されている。発売は6月を予定しており、価格は800~1000ユーロ(11~14万円)となる見通し。

ASUSTeK Computerの『R2H』 本体左側についているGPS用のアンテナ
ASUSTeK Computerの『R2H』。130万画素クラスのデジタルカメラを搭載しているほか、指紋による認証システムも内蔵している本体左側についているGPS用のアンテナ

Founderの試作機

Founderは中国ではレノボ(Lenovo)社に継ぐ第2位のパソコンメーカーだが、CeBITには出展していないため、独インテルのブースにのみ試作機が展示されていた。CPUにPentium Mを採用し、256MBのメモリー、30GBのHDDを搭載する見込み。仕様の詳細は未公表で、発売時期や価格も未定という。

画面には、通常のWindows XPのデスクトップが表示されている 画面の両側に表示されているのが“Dial Key”と呼ばれる2つの扇形のキーボード
画面には、通常のWindows XPのデスクトップが表示されている画面の両側に表示されているのが“Dial Key”と呼ばれる2つの扇形のキーボード。両手の親指を使って、文字を入力できる

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