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キヤノン、12色顔料インクを採用したA2ノビサイズ対応の業務用大判プリンター『imagePROGRAF iPF5000』を発表

2006年02月22日 18時23分更新

文● 編集部

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キヤノン(株)とキヤノン販売(株)は22日、新開発の顔料インク“Lucia(ルシア)”を採用した12色顔料インクシステムと、高密度プリントヘッド技術“FINE(Full-photolithography Inkjet Nozzle Engineering)”を利用した3万720ノズル(各色2560ノズル)の高密度プリントヘッドを搭載した業務用大判インクジェットプリンター『imagePROGRAF(イメージプログラフ) iPF5000』を4月に発売すると発表した。価格24万8000円(税別)。

『imagePROGRAF iPF5000』
『imagePROGRAF iPF5000』

『imagePROGRAF iPF5000』は、12色顔料インクシステムと高密度プリントヘッドに加え、高速イメージプロセッサー“L-COA(エルコア)”を搭載することで高画質化と高速印刷に対応したのが特徴。インクシステムは、色再現領域を拡大するための特色インク(レッド/グリーン/ブルーの3種類)と、表現力/階調性を高めるグレーインク(濃淡2種類)を含む12色インクと大容量インクタンク(各色130ml)を採用するとともに、吐出されるインク滴の大きさを最小4pl(ピコリットル)とすることで高画質化を図ったという。印刷速度はA2サイズで約52秒。解像度は最高で2400dpi×1200dpi。最大用紙幅は431.8mm(17インチ)で、最大印刷可能長は18m。オプションの自動切換ロール紙ユニット『RU-01』(価格は3万円/税別)を装着すれば、カセット/手差し(上面&手前)/ロール紙を利用できる“4Wayマルチ給紙”にも対応。メールによるリモート通知機能も搭載されている。

自動切換ロール紙ユニットを装着
本体背面に自動切換ロール紙ユニット『RU-01』を装着した様子

プリンター言語はGARO(Graphic Arts language with Raster Operations)をサポートする。本体サイズは幅999×奥行き733×高さ317mm、重量は約45kg。ロール紙ユニット装着時は幅999×奥行き810×高さ344mm、重量は約49kgとなる。電源はAC100~120Vで、消費電力は100W以下(待機時6W以下)。インターフェースは、10/100BASE-TXとUSB 2.0(Hi-Speed)を装備し、オプションでIEEE 1394にも対応。対応OSはWindows XP/2000/Me/98 SE、Windows Server 2003、Mac OS 9.1以降、Mac OS X 10.2以降。アプリケーションとして、複数のドキュメントを1つのオブジェクトとしてまとめて編集/印刷するためのソフト『フリーレイアウト』やポスター作成ソフト『PosterArtist 2006』など9本(うち専用ソフト4本)が付属する。

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