(株)ニコンビジョンは21日、デジタルカメラを装着可能なアウトドア向けの顕微鏡『ファーブルフォト』を6月下旬に発売すると発表した。価格は9万2400円。
『ファーブルフォト』 | 『FSB-4』を利用して『COOLPIX P3』を装着した様子 |
『ファーブルフォト』は、屋外で昆虫/植物/鉱物などの観察を行なうための実体顕微鏡に、位相差補正コーティングを施したプリズムを利用したデジタルカメラ撮影専用光路に、オプションのブラケットを利用して同社製デジタルカメラ“COOLPIX”シリーズを装着できるようにした製品。倍率は20倍(撮影倍率は装着するデジタルカメラにより異なり、COOLPIX P4/P3では、A4サイズプリント時で広角側が約20倍/望遠側が約70倍)。装着可能なデジタルカメラ/は、COOLPIX P4/P3/P2/P1、COOLPIX 4200/5200/5600/7900。対応コンパクトデジタルカメラブラケットは、FSB-4(4月14日発売予定)/-3/-2/-1A。
実視野は直径11mmで、アイレリーフは12.8mm。白色LED×2個による照明装置を内蔵しており、単3形アルカリ乾電池×1本で約10時間利用可能。本体サイズは幅106×奥行き145×高さ162mm(最大202mm、収納時135mm)、重量は約595g。
同時に発表したコンパクトデジタルカメラブラケット『FSB-4』は、同社製のフィールドスコープやネイチャースコープにデジタルカメラ『COOLPIX P4』『同 P3』を装着するためのアダプター。デジタルカメラの三脚ネジ穴を利用する。ケーブルレリーズ(長さ約50cm)、シャッターボタン滑り止めパッドが付属し、価格は1万3650円。