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シャープ、亀山工場製フルHD対応65インチ液晶パネルを使った“インフォメーションディスプレイ”『PN-655』を発売

2006年02月16日 18時26分更新

文● 編集部 佐久間康仁

“業務用液晶インフォメーションディスプレイ”『PN-655』
“業務用液晶インフォメーションディスプレイ”『PN-655』

シャープ(株)は16日、東京・市ヶ谷の同社オフィス内エルムホールにプレス関係者を集め、液晶TV“AQUOS(アクオス)”シリーズと同じ亀山工場で生産している、量産品として世界最大(2006年2月16日現在、同社調べ)の65インチフルHD対応液晶パネルを採用した“業務用液晶インフォメーションディスプレイ”『PN-655』を3月24日に発売すると発表した。価格はオープンプライスで、単体ではなくソフトウェアや周辺機器と組み合わせてのソリューション提案として販売を進めるとしており、PN-655単体での価格は200万円弱と見込まれる。



発表会の模様
今回の発表会では、大画面&高精細の効果を実際に体験してもらおうという趣向で、プレゼンテーション自体もPN-655を前方に2台並べて行なわれた(通常はプロジェクターが使われる)

PN-655は、最大1920×1080ドット(16:9)/1677万色の高解像度(フルHD)表示が可能なASV低反射ブラックTFT液晶パネルを採用した業務用液晶ディスプレー。デジタル入力(DVI-D 24ピン)/アナログRGB入力(ミニD-Sub 15ピン)/コンポーネントビデオ入力(D4、BNC)などの多彩な映像入力端子を備え、情報量が多いパソコンの画面も、色鮮やかな動画や静止画もそれぞれ最適化して表示するという映像技術“デュアルファインエンジン”を搭載する。

2画面表示も可能で、全画面表示の中に子画面として別の映像を映す“ピクチャー・イン・ピクチャー”、2分割して左右に異なる画像を映し出す“ピクチャー・バイ・ピクチャー”の2種類のモードを用意。このほか業務用として、遠隔地からの電源オンオフ/入力切り替えなどが行なえる“リモート制御機能”、動作時の騒音を防ぐという“ファンレス設計”、“24時間フル稼働サポート(同一画面の連続表示を除く)”などの特徴を持つという。

ビジネス向け大画面液晶ディスプレーの用途の広がり 今後の機能拡張の予定
ビジネス向け大画面液晶ディスプレーの用途の広がり今後の機能拡張の予定として、システムアップ機能とネットワーク対応が紹介された

さらに、今後の開発予定としながら、Flashコンテンツの再生や“自立型ポスター”(予定表に合わせた表示切り替え/入力切り替え制御)などを実現する“システムアップ機能”、ネットワーク経由での遠隔地からのコンテンツ受信を実現する“ネットワーク対応機能”なども検討している。システムアップ機能は、いわばパソコンそのもの(CPUとメモリー、画像出力など)を内蔵して、PN-655単体で運用することを目指すもので、これを使えば制御用のシステムを設置してケーブルを引き回す手間が省ける。

液晶パネルのスペックは、輝度が最大400cd/m2、コントラスト比は700:1、視野角は上下左右とも170度。10W+10Wのステレオスピーカーを内蔵し、消費電力は550W。本体サイズと重量は、幅約1572×奥行き126×高さ923mm/約65kg(本体スタンド含まず)。

今月から町田社長の部屋にも導入!!

情報通信事業本部 副本部長の名井哲夫氏
情報通信事業本部 副本部長の名井哲夫氏

会見には情報通信事業本部 副本部長の名井哲夫(みょういてつお)氏、ディスプレイソリューション推進センター商品企画部 チーフの西川秀人氏らが出席し、同製品/ソリューションの具体的な提案先などを説明した。

ディスプレイソリューション推進センター商品企画部 チーフの西川秀人氏
ディスプレイソリューション推進センター商品企画部 チーフの西川秀人氏

西川氏によると、シャープではこの製品をまず以下の5つの分野に提案していくという。

  • 受付/ショールームシステム
  • プレゼンテーションシステム、高精細テレビ会議システム、白板システム
  • エグゼクティブシステム
  • CAD検図システム
  • 生産工程システム

“受付/ショールーム”では、各フロアのレイアウトを案内したり、65インチという大画面の迫力を生かして写真や絵画を掲示してインテリアに活用する。

受付/ショールームに置いたシーン
受付/ショールームに置いたシーンを想定して、日本画を自動的に切り替えて表示するデモが行なわれた

“プレゼンテーション”は、デュアルファインエンジンによるパソコン画面のメリハリのある高精細表示を生かした利用法で、リモコンを使って一部を拡大したり画面をスクロールすることでプレゼン内容を強調するといった使い方も例示された。“高精細テレビ会議”は、フルHD対応の高解像度表示とブロードバンドインフラを活用した事例で、会場では(株)日立ハイテクノロジーズのHD対応テレビ会議システムを使ったデモが行なわれた。

パソコン画面を表示したところ 一部分を拡大して表示も可能
パソコン画面を表示したところさらに一部分を拡大して表示も可能
テレビ会議システムのデモ HD映像なので先方が作ったパネルを映しても、文字がはっきり読み取れる
テレビ会議システムのデモHD映像なので先方が作ったパネルを映しても、文字がはっきり読み取れる

“エグゼクティブ”は、経営者や指揮判断の責任者が高解像度表示の特徴を生かして複数の指標情報を確認し、必要に応じて高精細テレビ会議を開催するほか、普段は絵画や写真などを表示して和みを演出するといった使い方ができるという。実際、同社では取締役社長の町田勝彦氏の社長室に、今月から導入していることが紹介された。

“CAD検図”もプレゼンテーションなどと同様、高精細&大画面表示の特徴を生かしたもので、検査/精査に関わるスタッフ数人が集まってPN-655に映し出したCADデータをレビューするという、新しい仕事のスタイルを提案する。

タッチパネル機能を追加して、要点などを示したところ 3D CADの検図システムのデモ
タッチパネル機能を追加して、要点などを示した白板ソリューションのデモ3D CADの検図システムのデモ。65インチの大画面では、エンジンなどの部品であれば実物大で表示できるという

“生産工程管理”は、従来“あんどん”と呼ばれる工場の各ラインの進捗状況を遠くからでも一目で把握できるようにするシステム。


名井氏は、昨年10月に発足した“ディスプレーソリューション推進センター”を通じて販売を進め、「65インチの大型液晶パネルというオンリーワン商品で、企業の仕事を変える提案を続けていく」と意気込みを語り、今後1年間で売り上げ規模100億を目指すと販売目標を示した。また、今年3月の国内販売を皮切りに、5月には米国、それ以降に欧州や中国での販売を行なう予定であることも明らかにした。

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