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エプソン、解像度6400dpiのハイエンドフラットベッドスキャナー『GT-X900』を発表

2006年02月27日 15時42分更新

文● 編集部 小林久

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セイコーエプソン(株)は27日、A4フラッドベッドスキャナーの新製品『GT-X900』を発表した。価格はオープンプライスで、編集部の想定実売価格は4万円台後半。3月9日より出荷する。

GT-X900
GT-X900

GT-X900は、2004年9月に発表された『GT-X800』の上位製品で、CCDは従来と同様の“α-Hyper CCD II オンチップマイクロレンズ付6インチカラーCCD”。光学解像度は6400dpi。原稿サイズの違いにより、自動的に2種類の異なるレンズ(EX Resolution Lens 6400とSTANDARD Resolution Lens 4800)を使い分ける“Dual Lens System”の搭載により、35mmポジフィルムでもA0判(縦841×横1189mm、出力解像度180dpi)に拡大して印刷できるようになったという。

読み取り可能なフィルムの種類は35mmフィルム(ポジとネガ)、ブローニーフィルム、4×5インチ判。同時読み取り枚数は、ストリップの状態の35mmフィルムが6コマ×4列、マウントに収めた状態で12コマ、ブローニーフィルムが2列(最大6×20cm)、4×5インチ判が2枚。マウント状態の35mmフィルムとブローニー判の読み取り枚数が向上した。高精度な読み取りを行なうために、フィルムホルダーの浮きをを押さえるパッドや高さを微調整するスペーサーも用意している。

画質面では、夜景など暗部の表現に関係するMax OD値(最大濃度値)が4.0と従来機と同等の水準を維持。また、ネガフィルムの読み取り速度を向上させ、読み取り時間を競合のフラットベッドスキャナーの1/3~1/2程度に短縮。フィルム専用スキャナーと比べても遜色ないレベルとなったという。赤外光を利用したキズホコリ補正機能のDIGITAL ICEに加え、ドライバーソフト『EPSONScan Ver.2.8』による、色かぶり修正(カラーパレット調整機能)、粒状低減、退色復元、ホコリ除去機能も装備する。

付属ソフトはアドビシステムズ(株)のフォトレタッチソフト『Adobe Photoshop Elements 3.0』を追加。スキャナー用ユーティリティーの『EPSON Creativity Suite』や、OCRソフトの『読んde!!ココ パーソナル』なども引き続き搭載する。インターフェースはUSB 2.0/1.1、IEEE 1394(6ピン)で、対応OSはWindows XP/2000/Me/98SE、Mac OS X 10.2.8以降、Mac OS 9.1以降(Photoshop ElementsはWindows 9x系は未対応)。

筐体デザインも従来の曲面をイメージしたものから、高級感を感じさせる角形の形状に変更された。

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