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エルゴソフト、EGBRIDGEの最新版を発表――キーボードのみでソフトの各機能にアクセスできる“ユニバーサルホイール”を追加

2006年02月14日 17時02分更新

文● 編集部

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(株)エルゴソフトは14日、OS X向け日本語入力プログラム『egbridge Universal』を3月24日に発売すると発表した。価格は1万290円。

従来の『EGBRIDGE 15』からのメジャーバージョンアップとなる新バージョンでは、ソフトがユニバーサルバイナリ化されて、Intel製CPUを搭載するMacでもネイティブで動作するようになった。

最新版では、ソフトの各機能をワンタッチで呼び出せる“ユニバーサルホイール”機能を搭載。文章の入力中に“tab”キーを押すと、その時点で利用できる機能がホイール上に表示されるので、さらに“tab”を押して項目を選択し、“return”キーで確定。以前はメニューバーからたどって選択していたコマンドが、キーボードのみで実行できるようになった。

ユニバーサルホイール
その時点で使える機能を“tab”キーで呼び出せる“ユニバーサルホイール”

テキストの入力や訂正の手間を簡略化する“ユニバーサルパレット”機能も追加された。“テキスト”“ブログ”“プロフィール”といった7ジャンルに関してフローティングパレットを用意。例えば文頭に連番を振りたい場合、文章を選んで“テキスト”パレット上の“1,2,3,...”ボタンを押すと、番号を自動で入力してくれる。

パレット7種 パレット入力時
7ジャンルのパレットを用意する“ユニバーサルパレット

そのほか追加/強化された主な機能は以下のとおり。

  • ユーザーの変換操作から必要な言葉を解析して自動で辞書に登録する“スマート訂正学習”を追加
  • 最初の数文字を入力するだけで、過去に打ち込んだ履歴から該当する言葉を変換候補として表示する“スマート履歴変換”を追加
  • ソフトの辞書学習と履歴の保存を一時的に停止する“プライベートモード”を追加
  • 辞書管理ツールを強化し、『ことえり』や『ATOK2005』のユーザー辞書が読み込み可能に

対応OSは、Mac OS X 10.3.9以上。 同社が発売する日本語ワープロソフト『EGWORD』『EGWORD PURE』、EGBRIDGEの登録ユーザーを対象に、バージョンアップ版が5000円(税/送料込み)で提供される予定。

同社によればEGWORDの最新版は、現在、Cocoaアプリケーションとして新規にソフトを開発中で、2006年の夏に『egword Universal』として発表する予定という。その際、EGWORD PUREは『egword Universal』に統合される。

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