『Shade 8.5 basic』 | 『Shade 8.5 standard』 | 『Shade 8.5 professional』 |
(株)イーフロンティアは8日、3DCGソフト『Shade 8.5』シリーズを3月10日に発売すると発表した。入門者向けの『Shade 8.5 basic』、中級者向けの『同standard』、プロ向けの『同professional』といった3グレードを、Mac用とWindows用それぞれで販売する。価格はbasicが1万円、standardが3万4800円、professionalが9万9800円。
Mac用ソフトは、すべてのグレードでユニバーサルバイナリ化されて、Intel製CPUを搭載するMacでネイティブ動作するようになった。
モーション作成機能の一種“パスコンストレインツ”を使って作成した3Dグラフィック |
新機能として、standard版/professional版にモーション作成に役立つ“パスコンストレインツ”を追加。曲がりくねったレールに沿って列車を走らす、戦車のキャタピラを回すといったような、数珠つなぎのオブジェクトの動きをより簡単に作れるようになった。
その他、すべてのグレードにおける変更点は以下の通り。
追加された主な機能
- レンダリングした3Dイメージの“QuickTime VR”出力に対応
- アニメーションに2chのステレオサウンドを付けられる“3Dサウンド機能”を搭載
- イーフロンティアが試用運転を始めるサーバーを使ったレンダリングサービス“ShadeGrid レンダリングサービス”を時間限定で利用可能
強化された主な機能
- 3D人物作成ソフト『Poser』のデータを取り込む“PoserFusion”機能がバウンディングボックスの表示に対応
- 形状データをカタログ化して管理できる“ShadeExplorer”が背景とサウンドに対応
- OBJ形式での書き出しが可能に
対応機種は、PowerPC G3以上のCPUを搭載したMacintosh、Pentium III以上/Athlon以上のCPUを搭載したPC/AT互換機。対応OSは、Mac OS X 10.3.9以上、Windows 2000/XP。
各グレードには、バージョンアップ版とアカデミック版のパッケージ製品が用意される。また、basicグレードでは、市販の解説書が付属する『Shade 8.5 basic 書籍バンドル』(価格は1万1000円)、『Poser 6』が付属する『同 Poserバンドル』(1万6800円)、景観作成ソフト『Vue 5 Easel』が付属する『同 Vueバンドル』(1万6800円)――の3つのバンドル版が発売される。