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イーアクセス、平成17年度連結業績予想を上方修正――ADSL加入者への積極的解約抑止施策などにより

2006年02月07日 21時37分更新

文● 編集部 伊藤咲子

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イー・アクセス(株)は7日、平成17年度第3四半期(2005年10~12月)の連結決算を発表した。売上高は455億円、営業利益は61億7200万円、経常利益は47億1700万円、純利益は32億7400万円。当期より四半期財務諸表を作成したため、前年同期実績、前年通期実績、前年同期比の増減率は発表されていない。

主力のADSL/ISP事業は、50Mbpsの高速通信サービスや初心者向けで割安な1Mbpsの通信サービスを中心に販売を行なった。一方、既存の加入者に対しては積極的な解約抑止施策を行ない、当初の見込みよりも解約率を抑えることができたという。また、2004年に譲渡を受けた“AOL”ブランドのISPサービスに関して加入者のブロードバンド化を推進し、ISP事業とADSL事業のシナジー効果などでコストが削減されたという。2005年12月末のADSL加入者数は189万5000人で、当期の売上高は455億円、営業利益は75億9900万円。モバイル事業は、サービス開始に向けた準備等のため、14億2800万円の営業損失を計上している。

なお同社は、上記のようなADSL/ISP事業の状況を受け、平成17年度通期の業績予想値を上方修正した。修正後の売上高は595億円(前回発表予想より0.8%増)、営業利益は79億円(同9.7%増)、経常利益は61億円(同10.9%増)、純利益は37億円(同15.6%増)となっている。



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