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米アマゾン・ドット・コム、2005年第4四半期の決算を発表――有料会員サービス“Amazon Prime”の好調で売上高23%増に

2006年02月07日 21時03分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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米アマゾン・ドット・コム(Amazon.com)社は現地時間の2日、2005年第4四半期(2005年10~12月)および2005年通期の決算報告を発表した。第4四半期の売上高は前年同期比17%増の29億8000万ドル(約3576億円)、営業利益は同じく1%増の1億6500万ドル(約198億円)、純利益は同約43%減の1億9900万ドル(約238億8000万円)となり、この結果同社のフリーキャッシュフローは前年の11%増となる5億2900万ドル(約634億8000万円)になったとしている。

業績の背景について、同社では2005年2月に米国で開始した有料会員プログラム“Amazon Prime(アマゾン・プライム)”の会員数増加(11~12月に書けて加入件数が2倍以上に伸びたという)、米国/カナダを含む北米部門の売上高21%増、英国/ドイツ/フランス/日本などのインターナショナル部門の売上高23%増、などを挙げている。Amazon Primeは年間79ドル(約9480円)を支払うことで、家族最大4人まで最低購入金額に関係なく送料無料サービスの適用が受けられるという有料会員プログラム(日本では実施されていない)。

同時に2005年通期の決算も発表された。概要は以下の通り。

売上高
84億9000万ドル(23%増、約1兆188億円)
営業利益
4億3200万ドル(2%減、約518億4000万円)
純利益
3億5900万ドル(39%減、約430億8000万円)

なお、同社では日本でも2005年11月に開始された“Search Inside the Book”(日本でのサービス名は“なか見!検索”)の世界的な成功を受けて、書籍のページや部分、章単位での販売を行なう新サービス“Amazon Page”“Amazon Upgrade”を開発中であることも明らかにした。

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