一回り小さくなった『ニンテンドーDS Lite』。曲線的なDSに比べて、角張ったソリッドな印象を受ける(任天堂広報写真より) |
任天堂(株)は26日、携帯ゲーム機『ニンテンドーDS』(以下DS)の上位モデルとして、『ニンテンドーDS Lite(ライト)』(以下DS Lite)を3月2日に発売すると発表した。サイズが一回り小さくなったうえ、重さは218gと、57gほど軽量化されている。価格は1万6800円(ACアダプター付属)で、DSの1万5000円よりやや高い。
DS Liteは従来のDSと同様に、上下に配置されたダブルスクリーン、タッチペンによる操作、ワイヤレス通信機能といったハードウェア上の特徴を継承しつつ、ボディーデザインを一新してよりコンパクトなサイズになった。本体サイズは幅133.0×奥行き73.9×高さ21.5mm(折りたたみ時)で、DSの本体サイズ(幅148.7×奥行き84.7×高さ28.9mm)と比べると、幅で約1.5cm、高さは約7mmほど小さくなっている。またDSはタッチスクリーンのある本体下側と上側パネルのサイズが異なっていたが、DS Liteでは上下ともに同じ幅と奥行きになっている。液晶ディスプレーは4段階の輝度調整機能が加わり、視認性を高めている。軽量化と液晶の明るさなどから、“Lite”の名前が付いたとのことだ。
十字キーとA/B/X/Yボタンの配置は変わらないが、STARTボタンとSELECTボタンは配置が変わり、タッチスクリーンの右下に、上下に並んで配置されている。またステイタスランプはヒンジ部右側に、マイクは上側液晶ディスプレーの下中央に配置されているようだ。
DSは国内ですでに500万台以上が販売されており、年末以降は品薄状態が続いているほどのヒット商品となっている。3月からDS Liteをラインナップに加わえることで、同社では「携帯ゲーム機市場における存在を一層強固なものとし、圧倒的な普及を実現してまいります」と述べている。