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ペンタックス、コンパクトデジカメの上位モデル『ペンタックス オプティオ A10』と一眼レフのエントリーモデル『PENTAX *ist DL2』を発売

2006年01月26日 21時33分更新

文● 編集部

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ペンタックス(株)は26日、コンパクトデジタルカメラ“オプティオ”の上位シリーズとなる“オプティオA”として、独自の手ぶれ補正機能を搭載した800万画素の『ペンタックス オプティオ A10』を3月上旬に、デジタル一眼レフカメラのエントリーモデル『PENTAX *ist DL2』を2月下旬に発売すると発表した。価格はオープン。編集部による予想販売価格は、『ペンタックス オプティオ A10』が5万円前後、『PENTAX *ist DL2』が6万円前後。

A10
『ペンタックス オプティオ A10』

『ペンタックス オプティオ A10(エーテン)』は、1/1.8インチの832万画素CCDと新設計の光学3倍ズームレンズ“smc PENTAXズームレンズ”(両面非球面レンズ3枚を含む5群7枚構成/焦点距離f=7.9~23.7mm:35mm換算で38~114mm相当)を搭載し、独自の手ぶれ補正機能“SR(Shake Reduction)”を採用したのが特徴。CCDの受光面積を従来製品の約1.6倍に増やすとともに、新型のASIC(特定用途向けIC)をにより高画質化を図ったという。手ぶれ補正機能“SR(Shake Reduction)”は、内蔵した2個のジャイロセンサーで手ぶれの度合いを検知し、それとレンズのズーム位置/焦点距離情報から必要な補正値を専用CPUで計算、算出された補正値に基づいて独自の駆動機構によりCCDを上下左右に移動させることで手ぶれを補正するというもの。

従来の“オプティオ”のハイエンドモデル同様、独自のレンズ機構“スライディング・レンズ・システム”を採用し、レンズユニット部を新設計とすることで、手ぶれ補正機能を内蔵しながら、小型軽量化を図ったという。ボディーにはアルミ合金を採用し、レンズまわりに12面カットのアクセントリングを配置するなど、スタイリッシュなデザインにしたとしている。本体サイズは幅88.5×奥行き23×高さ54.5mm、重量は125g。モニター用の液晶パネルは2.5インチで約23万2000画素。撮影用に15種類、再生用に15種類のモードが用意され、液晶パネルの“モードパレット”で選択でき、被写体の映像上にアイコンを重ねられるスルー表示にも対応している。

静止画の記録解像度は、最大3264×2448画素で、記録形式はJPEG(Exif 2.2/DCF/DPOF対応)。動画撮影機能は、最大640×480画素/毎秒30フレームに対応し、記録形式はAVI(DivX、MPEG-4準拠)を採用(DivX認証対応)。動画専用の手ぶれ補正機能も搭載している。記録メディアは内蔵メモリー(約24MB)とSDメモリーカードに対応。インターフェースは、USB 2.0(Hi-Speed)、AV出力(NTSC/PAL)、赤外線(リモコンからの受光用)を搭載し、PictBridgeに対応。電源はリチウムイオンバッテリーを使用し、静止画で約150枚(CIPA規格)の撮影が可能。動画は約100分。バッテリー充電スタンド、ストラップ、USBケーブル、AVケーブルなどが付属する。オプションで赤外線リモコン(レリーズ、ズーム、画面送り/戻しなどが可能)を用意する。

*ist DL2
『PENTAX *ist DL2』(レンズは別売)

『PENTAX *ist DL2(イストディーエルツー)』は、デジタル一眼レフカメラ“*ist D”シリーズのエントリーモデルで、現行の『PENTAX *ist DL』をベースに、AF測距を5点測距(SAFOX VIII)とし、8種類のシーンモード(キッズ/ペット/キャンドルライト/美術館/夜景/サーフ&スノー/テキスト/夕景)を搭載するとともに、コストパフォーマンスを高めた機種。サイズが23.5×15.7mmの総631万(有効610万)画素CCDを搭載し、3008×2000画素の記録が可能(RAWモード時は3008×2008画素)。記録形式はJPEG(Exif 2.21/DCF準拠/DPOF)、RAW(12bit)に対応。記録メディアにはSDメモリーカードを利用する。撮影感度は最大ISO 3200相当で、シャッター速度は30秒~1/4000秒、バルブに対応。

マウントはペンタックスKAFを採用しており、ファインダーにはペンタミラーファインダー(0.85倍/視野率96%)を採用。固定式ナチュラルブライトマットIIスクリーンを内蔵する。モニター用の液晶パネルは2.5インチ低温ポリシリコンTFT(約21万画素)で白色LED照明付きを搭載し、絞り/露出/構図/ストロボライティングなどを確認できるデジタルプレビューにも対応した。インターフェースはUSB 2.0(Hi-Speed)に対応し、USBマスストレージクラスをサポートする。電源はリチウム電池(CR-V3)×2本または単3形リチウム/ニッケル水素/アルカリ電池×4本。撮影枚数はCR-V3使用時で、ストロボ発光なしの場合が約850枚、ストロボ発光50%の場合が約750枚(CIPA規格)。本体サイズは幅125×奥行き67×高さ92.5mm、重量は470g。ファインダーキャップ、USBケーブル、ビデオケーブル、ストラップなどが付属する。

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