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日本シーゲイト、垂直磁気記録のHDDを出荷開始――2.5インチで最大160GBに

2006年01月25日 22時14分更新

文● 編集部 広田稔

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日本シーゲイト(株)は25日、2.5インチHDD“Momentus 5400.3”シリーズの出荷開始を発表した。記録方式に垂直磁気記録を採用したことで、従来の水平記録のものより記録密度が向上。2.5インチHDDでは最大となる、160GBのディスク容量を実現した。

Momentus 5400.3シリーズには、ディスク容量が160/120/80/60/40GBの5モデルがラインアップされる。ディスク回転数は5400回転/分で、インターフェースはUltrta ATA/100とシリアルATA/150の2種類。1枚あたりのプラッター容量は80GBだ。

そのほかのスペックは、キャッシュメモリー容量 8MB、平均シークタイム 12.5ミリ秒、耐衝撃性 動作時350G(非動作時900G)、流体軸受けモーター採用、本体サイズは幅69.85×奥行き100.2×高さ9.5mm、重量は160GBモデルで102g、消費電力はリード時2.0W/ライト時1.8W/アイドル時0.8W――となっている。

Momentus 5400.3
2.5インチHDDとしては初の160GBを実現した“Momentus 5400.3”

日本シーゲイト代表取締役社長の小林剛氏は、「2.5インチの分野におけるディスク容量が80GB以上の製品のシェアは、2005年に35%、2006年に55%、2007年に85%と増えていく」と予測。こうしたニーズの推移を踏まえて、「現時点では、160GBと80GBの製品から出荷している」と説明した。

また、現時点で出荷されているのは、Ultra ATA/100接続のもののみで、小林氏によれば「シリアルATA接続の製品は、市場の動向に合わせて今年後半より投入する」という。

Screen01 Screen02
Momentus 5400.3の用途を表わす図。パソコン(PC)の分野では、ノートブックやタブレットPC、非PCの分野では、外付けストレージやプリンターなどへの組み込みを想定している世界市場を対象とした、2.5インチHDDにおけるディスク容量別のシェアと、2001年から2007年におけるその推移(2005年~2007年は米シーゲイト・テクノロジー社の予測)

垂直磁気記録の採用により、従来の水平記録では1平方インチあたり92Gbitだった面密度が132Gbitにまで高くなった。2.5インチHDDでは最大ディスク容量が120GBだったが、これを超える160GBを実現した。

小林氏によれば、Momentus 5400.3シリーズは「ディスク回転数が5400回転/分ながら、消費電力が4200回転/分並みという点」が特徴とのこと。低い消費電力を実現できた理由として、日本シーゲイトのフィールド・アプリケーション・エンジニア部のシニアマネージャーである佐藤之彦氏は、「スピンドルモーターなどの駆動系は以前のモデルと同じだが、ファームウェアの調整で無駄な消費電力を減らした」とコメントしている。

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