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富士通、デジタル一眼レフカメラ向け画像処理システムLSI『MB91680』を発売

2006年01月23日 22時30分更新

文● 編集部

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富士通(株)は23日、デジタルカメラ向け画像処理LSI“Milbeaut(ミルビュー)”の新製品として、デジタル一眼レフカメラ向けの『MB91680』の販売を2月1日に開始すると発表した。サンプル価格は4000円。

『MB91680』
『MB91680』

『MB91680』は、90nmのCMOSプロセスを採用した汎用LSIで、デジタル一眼レフカメラの画像処理を低消費電力で行なえるのが特徴で、富士通ヴィエルエスアイ(株)と富士通マイクロソリューションズ(株)と共同開発した製品。組み込み用32bit RISCコアに最新の“FR80”(動作クロック周波数は最大132MHz)を搭載したことで転送速度が従来の4倍になったほか、90nmプロセスを採用したことで従来の180nmプロセスから約30%消費電力を低減。最新のアルゴリズム採用しており、撮像素子の解像能力の限界時に発生する折り返しノイズや色ノイズを抑えられるという。RAWデータのロスレス圧縮機能や色変換機能を搭載し、着目した色を任意の色に変換することもできる。

インターフェースは、HDTV、HDMI、USB 2.0、デジタルLCDほかを内蔵する。電源はLSI内部が1.2V±0.1V、SDRAMインターフェースが1.8V±0.1V(DDR2 SDRAM)、I/O部が3.3V±0.3V。入力クロックは48MHz/27MHz。パッケージは14mm角の506ピンFBGA採用し、ボールピッチは0.5mm。

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