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よりパワフルに、より軽く!――ソニー、新デュアルコアCPU搭載の“VAIO type S”と“VAIO type F TV”を発表!

2006年01月24日 14時38分更新

文● 編集部 小西利明

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従来機種とほぼ同サイズで、TV録画機能を搭載した“VAIO type F TV”『VGN-FT90PS』
従来機種とほぼ同サイズで、TV録画機能を搭載した“VAIO type F TV”『VGN-FT90PS』

薄型ボディーに大きなワイド液晶ディスプレーを搭載して人気の“VAIO type F”シリーズには、Napaプラットフォームを採用し、アナログTV視聴/録画機能を内蔵した新製品“type F TV”シリーズが登場した。従来のtype Fシリーズでは、TV視聴には別売りのTVポートリプリケーターが必要であったが、type F TVではアナログTVチューナーとMPEG-2ハードウェアエンコーダーを本体内に内蔵したことで、本体のみでのTV視聴を可能としている。VOMモデル1機種と店頭販売モデル1機種がラインナップされている。

VAIO type F TVの主なスペック

VGN-FT90PS、FT90S(VOMモデル)
Intel Core Duo T2600-2.16GHz、T2400-1.83GHz、T2300-1.66GHz/メモリー 512MB~2GB/Intel 945GM Express内蔵グラフィックス/60~160GB HDD/DVD±R DL対応DVDスーパーマルチドライブ/アナログTVチューナー内蔵/15.4インチワイド 液晶ディスプレー 1280×800ドット/IEEE 802.11a/b/g 無線LAN搭載/Windows XP Professional SP2(FT90PS)、XP Home Edition SP2(FT90P)
約14万円から/2月18日発売予定
VGN-FT50B(店頭販売モデル)
Intel Core Duo T2300-1.66GHz/メモリー 512MB/Intel 945GM Express内蔵グラフィックス/160GB HDD/DVD±R DL対応DVDスーパーマルチドライブ/アナログTVチューナー内蔵/15.4インチワイド 液晶ディスプレー 1280×800ドット/IEEE 802.11a/b/g 無線LAN搭載/Windows XP Home Edition SP2
22万円前後/2月18日発売予定

type F TVではTVチューナーと小型化されたMPEGエンコーダーボードを内蔵することで、TV視聴・録画を本体だけで実現可能とした。デスクトップパソコンのVAIOで搭載されている、改良されたデジタルノイズリダクションや3次元Y/C分離回路など、高画質化のための機能も搭載されている。また色再現域を従来比1.6倍に広げた“クリアブラック液晶(ピュアカラー)”搭載や、バスレフ型の内蔵ステレオスピーカー“リッチサウンドスピーカー”をパームレスト左右に内蔵するなど、映像/音声の表現力も高めている。

店頭販売モデル『VGN-FT50B』では、CPUにはIntel Core Duo T2300-1.66GHzを搭載。VOMモデル『VGN-FT90PS、90S』では最高でT2600-2.16GHzまでを選択可能となっている。チップセットはIntel 945GM Expressで、チップセット内蔵のグラフィックス機能を使用する。メモリーはデュアルチャネル接続され、512MBから最大で2GBまで内蔵可能である。液晶ディスプレーは15.4インチワイドサイズで、パネル上側にはビデオチャット用カメラ“MOTION EYE”を搭載する。またパームレスト右側にはFeliCaポートも内蔵している。

type F TVは、Windowsを起動せずにTV/DVD視聴を行なえる“インスタントモード”をサポートしている。同社の他モデルのインスタントモードは、TV録画がDVDメディアのみなど、他社の機能に比べてやや劣る面があった。しかしtype F TVでは改良されて、HDDへのTV録画や録画番組のWindows上での視聴、ワイド画面での視聴などが可能となった。また音楽再生やRSSリーダー機能を備えるエンターテイメントソフト『LifeFLOW』がバージョンアップされ、ポッドキャスティングによる音声再生も可能となっている。

TV録画機能が内蔵されたが、本体サイズは6日に発表されたtype Fシリーズと比べても、若干厚くなった程度に止まっている。本体サイズはFT90の場合、幅368.4×奥行き272.8×厚さ37.5(最薄部30)mm。重さは約2.9kg。バッテリー駆動時間は約3.5時間(JEITA測定法1.0)となっている。

お詫びと訂正:掲載当初、本体サイズについてSZ90と記載していましたが、正しくはFT90でした。ここに訂正するとともに、お詫びいたします。(2006年1月25日)

インターフェース類としては、USB 2.0×3、i.LINK(IEEE 1394)、10/100BASE-TX LAN、外部アナログディスプレー出力、Sビデオ出力、V.92対応モデムなどを備える。カードスロットとしては、ExpressCard/54スロット×1、PCカード(Type II)×1、メモリースティック(Duo/PRO)スロット、SDメモリーカード/MMCスロットを備える。

予想実売価格は、VGN-FT90PS、90Sが約14万円から、またVGN-FT50Bが22万円前後と想定されている。

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