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カシオ計算機、1200cd/m2の高輝度液晶パネル搭載デジタルカメラ“EXILIM ZOOM”『EX-Z600』などを27日に発売

2006年01月23日 14時10分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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カシオ計算機(株)は23日、薄型コンパクトデジタルカメラ“EXILIM ZOOM(エクシリムズーム)”シリーズの新製品として、2.7インチと大型で輝度が従来(2005年8月発表の『EX-Z500』)の約3倍(約1200cd/m2)と明るい液晶パネルを背面に搭載した『EX-Z600』(シルバー)、『EX-Z600BE』(ブルー)、『EX-Z600BN』(ブラウン)の3製品を今月27日に発売すると発表した。価格はオープンプライスで、編集部による予想実売価格は4万5000円。

“EXILIM ZOOM”『EX-Z600』
“EXILIM ZOOM”『EX-Z600』

EX-Z600は、有効600万(総618万)画素の1/2.5インチ正方画素CCDと光学3倍ズームレンズ、さらに背面の2.7インチ大型液晶ディスプレーを搭載し、撮影した画像をその場で楽しめる薄型スタイリッシュなデジタルカメラ。従来同様、同社独自の画像処理モジュール“EXILIMエンジン”を搭載し、暗い場所を自動判定する“Anti Shake(アンチシェイク) DSP”によって感度を自動的に引き上げ(シャッター速度を上げ)、手ブレ/被写体ブレを低減できるという。最大の特徴は、従来比約3倍の高輝度を実現した液晶ディスプレーで、これは透過率の高い液晶パネルとバックライトの輝度効率の向上によって実現したもの。表示画素数は15万3600画素で、解像度は640×240ドット。

最大約1200cd/m2と高輝度な2.7インチ液晶ディスプレーを持つ背面
最大約1200cd/m2と高輝度な2.7インチ液晶ディスプレーを持つ背面

レンズは非球面レンズを含む5群6枚構成で、焦点距離はf=6.2~18.6mm(35mmフィルムカメラ換算時:約38.0~114mm相当)、レンズの明るさを示す開放F値は2.7~5.2。シャッター速度は1/8~1/2000秒、感度設定はISO 50/100/200/400およびオート(動画撮影時はオートのみ、ブレ軽減の高感度撮影ではISO 800)。起動時間は、電源投入から撮影可能になるまで約0.9秒。シャッターを押してから記録までのレリーズタイムラグは0.005秒。

最短撮影距離は約40cm以上(接写時は約15~50cm)。露出制御は撮像素子によるマルチパターン測光/中央重点測光/スポット測光で、制御方式はプログラムAE。露出補正は-2EV~+2EV(1/3EVステップ)。内蔵フラッシュの到達距離は、広角時約0.15~2.8m、望遠時約0.4~1.4m。

『EX-Z600BE』(ブルー) 『EX-Z600BN』(ブラウン)
『EX-Z600BE』(ブルー)『EX-Z600BN』(ブラウン)

記録画素数は、静止画が最大2816×2112ドットもしくは2816×1872ドット(3:2)、動画は最大640×480ドット。記録フォーマットは、静止画がExif Ver.2.2/DCF1.0/DPOF対応のJPEG形式、動画はMotionJPEG圧縮のAVI形式(毎秒30フレーム、音声付き)。また、WAV形式(モノラル)のボイスレコーダー機能も備える。

本体にはクレードル接続端子を備え、付属のクレードルを使って充電/AV出力(TVへの表示)/PictBridge対応のUSB接続(Full-Speed対応でパソコンやプリンターへの画像転送)が容易に行なえるという。バッテリーは専用リチウムイオン充電池を使用し、撮影可能枚数は約550枚(CIPA規格準拠、液晶ディスプレーの輝度を“標準”にした場合)、動画の連続撮影時間は約4時間、ボイスレコーダーとしての連続録音時間は約10時間となる。本体サイズと重量は、幅88.5×奥行き20.5(最薄部18.6)×高さ57mm/約112g(電池、付属品含まず)。

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