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【2006年年頭挨拶ニュースリリース】(株)アドバンテスト代表取締役社長 丸山利雄氏

2006年01月04日 23時01分更新

文● 編集部

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2006年 丸山利雄社長 社員向け年頭訓示(要旨)

『成果の出るプロセスを!』

日本経済はバブル崩壊後の長い停滞から脱し、景況は極めて緩慢ながらもいい方向へ動いています。半導体市場においても、パソコンや携帯電話、薄型テレビなどの市場は高い伸びを示しており、また、携帯音楽プレーヤーや自動車などの新たな分野への市場拡大、さらにはBRICsと呼ばれる新興国への市場拡大も期待が高まっています。一方、放射的な市場拡大に伴い、最終製品の低価格化は加速的に進んでおり、さらなる低コスト化へと体質強化を図らなければなりません。

このような環境の中、今年当社は、次の3つの分野を重点にビジネスを展開していきます。

  1. 飽くなきマーケット・シェアの追求

  2. 好調と思われる今こそ、次のマーケットを想定して売れるプロセス作りに努めてください。現状に甘んじることなく、顧客のニーズに沿った製品開発やタイムリーなデリバリーを心掛け、製品やサービスの一層の差別化による競争優位性を創造していくことが重要です。
  3. 飽くなきコスト低減の努力

  4. 新製品を開発する上では、材料や生産工数、さらには作り易さの面においても、機能や性能と同様のレベルでコストダウンに注意を払ってください。また製造部門では、導入した後補充生産方式を全品目へと展開し、さらには創意工夫を凝らして独自性を生かした当社流の後補充生産方式の確立に取り組んでください。また、全社的なコスト管理に利用してきたABCM(Activity Based Cost Management)をもっと浸透させて、コストダウンと業務の質の改善に役立ててください。
  5. 飽くなき品質の向上

  6. 品質は、価格やサービス等の面で、他社との競争優位性をもたらし、ブランドや顧客満足に大いに貢献する、いわば、企業の実力を計るバロメータの1つです。グループ会社全体のあらゆる部署が品質改善活動に貢献すると同時に、互いに情報を交換し、協力し合うことが大切です。

さらに、ビジネスをますますグローバルに展開していく上では、情報開示や環境保全などのCSR活動もグローバル・スタンダードに基づいて推進し、これまで以上に世の中から認められるよう心掛けてください。そして、昨年スタートさせたActivate21全社運動を通じ、成果を引き出すための様々なプロセスを創造して、真のグローバル・カンパニーを目指しましょう。

(用字用語は原文のまま)

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