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坂村健、TRONSHOW2006の見どころに関して説明──ユビキタスコンピューティングのこの1年の成果

2005年12月13日 22時32分更新

文● 編集部 小林久

TRONプロジェクトリーダーで、T-Engineフォーラムの会長を務める東京大学教授の坂村健(さかむら けん)氏は13日、東京・有楽町の東京国際フォーラムにプレス関係者を集め、14日から開催される“TRONSHOW2006”の見どころについて紹介した。

坂村健氏 会場の受付
TRONSHOW2006の見どころについて紹介する坂村氏TRONSHOW2006の会場受付

TRONSHOW2006は“TRONプロジェクト”や“T-Engineプロジェクト”の成果を紹介する展示会で、14日から16日まで東京・千代田区の東京国際フォーラムで開催される。入場料1000円(事前登録で無料)。主催はT-Engineフォーラムと(社)トロン協会。東京国際フォーラムの地下2階フロアすべてを使った展示のほか、ユビキタスネットワークに関する坂村氏の講演なども予定されている。

TRONSHOW2006では、TRONプロジェクトや、組み込み用リアルタイムOS“ITRON”を利用したプラットフォームである“T-Engine”に加えて“ユビキタスコンピューティング”もメインテーマに据えられている。ユビキタスコンピューティングとは、実世界の“モノ”や“場所”に番号(ユビキタスID:uID)を割り振り、現実世界で起きていることを把握(状況認識:Context-awareness)。その状況に適した情報やサービスを提供することが目的だ。

uIDは無線ICタグの形で提供される。食品や薬品のuIDをネットワーク上のデータベースと連携させることで、その消費期限やアレルギーの危険性などを通知したり、場所にuIDを割り振ることで障害者の自律的な行動を支援するといった応用が考えられている。坂村氏の言葉を借りると「(知識/情報流通の基盤となる)ソフトインフラ」がユビキタスコンピューティングであるという。

モバイル基地局とセンシングDice
電源を搭載し、自律的にuIDを発信できるアクティブタイプの無線ICタグ『Dice』(15mm角)に拡張センサーボードを取り付けたもの(左下)と、Diceから発信された情報を受信するための小型基地局(右上)
デモ風景1 デモ風景2
Diceと小型基地局を組み合わせたデモ。坂村氏の前に置かれたそれぞれの箱には無線ICタグが貼付してある(左)。そこから発信された情報をトラックの荷台などに取り付けた小型基地局で受け、何を運んでいるかを画面に表示する状況を想定(右)
デモ風景3 デモ風景4
積荷がさらに運び込まれてくる(左)と、それを検知して積荷の情報が画面上に表示される(右)。アクティブタグを利用することでパッシブタグに比べて広範囲の情報を入手でき、複数のタグも一度に読み取ることができる

坂村氏は、TRONSHOW2006の見どころとして17点を紹介した。展示会場で行なわれる予定のRFID技術を利用したデモンストレーションの一部が公開されるなど、ほとんどがユビキタスコンピューティングに関連したものだったが、パソコン用OS『BTRON』などで利用できる明朝・ゴシック・楷書の3書体、合計36万字の漢字フォントを無償公開する旨(2006年には東大坂村研究室のウェブサイトで無償配布)の発表や、組み込み用Linuxと比較した“T-Kernel”のリアルタイム性能評価デモやT-Engineのロードマップ公開なども行なわれた。

電子投薬手帳 マルチプロトコルリーダーライター
投薬履歴などが管理できる電子お薬手帳異なる2つの周波数と4つのプロトコルに対応した“マルチプロトコル”の無線ICタグリーダー/ライター
漢字フォントもフリーで公開坂村研究室で作成した“T書体フォント”(約36万種類)も会場で公開される。BTRONでの使用を想定したものだが、Windowsパソコンに外字として登録することもできるという
組み込み向けLinuxとT-Engineのパフォーマンス比較
組み込み向けLinuxとT-Engineのパフォーマンス比較。使用している評価ボードは異なるがCPUは同じSH7727。クロック周波数はLinuxの133MHzに対して、T-Engineが96MHzと低い。画面上を動き回っている玉の軌跡が長いほど、速い速度で動いていることになる。
センサーネットワーク T-Engine搭載機
RFIDのセンサーネットワークへの応用デモ。球体の中にはRFIDと温度センサーが仕込まれ、画面上にモニターされている。ヒーターでセンサーに温風を当てた部分の温度が急速に上がっていることがわかる。RFIDと各種センサーを組み合わせることで、物体の動きや状態を知るというのもユビキタスコンピューティングで研究されているテーマのひとつ身の回りにあるT-Engine搭載機器。携帯機器やAV機器などを中心にその数は確実に増えている。

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