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日立製作所、小型指静脈認証装置を搭載したノートパソコン『FLORA Se210指静脈認証装置内蔵モデル』を発売

2005年11月28日 17時59分更新

文● 編集部

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(株)日立製作所は28日、モバイル向けノートパソコン“FLORA Se210”の新モデルとして、Windows XP Embeddedを採用し、小型指静脈認証装置を搭載した『FLORA Se210指静脈認証装置内蔵モデル』(PC4SL6-X72120C10)を発売すると発表した。価格は19万4250円。12月1日に出荷を開始する。併せて、小型指静脈認証装置を搭載しないモデル『FLORA Se210』(PC4SL6-X71110C10)も発売する。価格は16万8000円。

製品イメージ
左から、指認証のイメージ、『FLORA Se210指静脈認証装置内蔵モデル』、『FLORA Se210』

『FLORA Se210指静脈認証装置内蔵モデル』は、本体に搭載した独自の“小型指静脈認証装置”を搭載し、第三者のなりすましを防止できるようにセキュリティーを強化したのが特徴。認証用の静脈パターンのデータはRS-MMC(Reduced Size-MultiMediaCard)と同形状のカード型認証デバイス“KeyMobile”内に格納するようになっており、各ユーザーが“KeyMobile”を持つことで、『FLORA Se210指静脈認証装置内蔵モデル』を共有することも可能。“KeyMobile”の本人認証の際に必要なパスワード(PINコード)入力を、指静脈認証装置と組み合わせることで代替することもできるという。OSには、Windows XP Embeddedを採用している。

CPUはCeleron-600MHz、チップセットはグラフィックス機能を統合したインテル915GMを搭載し、TCG 1.1b準拠のセキュリティーチップも搭載している。メインメモリーは256MB(固定、DDR2 SDRAM)で、512MBのフラッシュメモリー(ユーザーによる書き込み不可)も搭載する。ディスプレーは1024×768ドット/1677万色表示対応の12.1インチ液晶TFTパネルを搭載。インターフェースは、USB 2.0×3、10/100/1000BASE-T、IEEE 1394(セキュリティーのため使用不可)、アナログRGB出力、マイク入力、ヘッドフォン出力などを装備する。無線LAN機能はIEEE 802.11a(J52/W51/W53)/b/g準拠で、モデムはV.90対応(56kbps)のものを内蔵する。拡張スロットはPCカード(Type II、CardBus対応)に対応し、SDカード/MMC/メモリースティック対応スロットも用意されている。本体サイズは幅275×奥行き233×高さ30.7mm(最薄部23mm)、重量は約1.27kg(バッテリーパック(S)搭載時)。バッテリー駆動時間は約2.1時間(バッテリーパック(S)、JEITA測定法1.0)。バッテリーパック(L)を利用すれば約6.7時間の駆動も可能。キーボードは109A配列準拠の87キー(ピッチ18mm、ストローク2mm)、ポインティングデバイスはシームレスタッチパッドを搭載する。

『FLORA Se210』は、指静脈認証装置を搭載していない以外は同等の仕様を持つモデル。

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