アマゾン ジャパン(株)は17日、同社が運営している物販サイト“Amazon.co.jp”に、9番目の販売カテゴリーとなる“スポーツストア”を追加した。スポーツストアのカテゴリーを追加したのは、米国に次いで2番目。
Amazon.co.jpに新たに追加された“スポーツストア” |
商品ラインナップは“ゴルフ”“競技スポーツ”“フィットネス・トレーニング”“サプリメント”など17種類に分類されており、約600メーカーが提供する約10万のアイテムを購入できる。常時10~20%程度の値引きが行なわれるほか、ゴルフ関連製品に関しては最大20%“Amazonギフト券”での還元も行なう。また、スポーツストア用にインターフェースの改良も行なわれており、例えばメーカーや価格以外に男女別の検索機能や、スポーツシューズなど色違いのあるものをプルダウンメニューで切り替えて表示する機能などが提供されている。
色やサイズを切り替えられるプルダウンメニューが追加された | 検索は性別による絞り込みもできる |
1500円以上の買い物をした際には配送料金が無料になる点はAmazon.co.jp内にある他のストアーと同様で、購入後8日間以内であれば商品の返品も行なえる。このため、サイズの合わないシューズやウエアを購入する際にも安心だという。
本日都内で行なわれた発表イベントには、アマゾン ジャパン代表取締役社長のジャスパー・チャン(Jasper Cheung)氏、米国本社のSports&Outdoors Directorを務めるジェイソン・ゴールドバーガー(Jason Goldberger)氏、アマゾン ジャパンでビジネスプランニングマネージャーを務める太田理加(おおた りか)氏の3名が出席。アマゾンのビジネスの現状と今回のサービスの特徴に関して説明した。
アマゾン ジャパン代表取締役社長のジャスパー・チャン氏 | 米国本社から来日したジェイソン・ゴールドバーガー氏 |
ジャスパー・チャン氏はプレゼンテーションで、アマゾン ジャパンの現状に関して説明したが、その内容は基本的に11月1日に行なわれた“5周年記念事業説明会”と同一のもので、同社の他の販売カテゴリー同様、“セレクションの豊富さ”“低価格”“利便性”の3点を重視していくことが再確認された。
ゴールドバーガー氏は、主に米国サイトでの“スポーツストア”(Sports&Outdoors)の現状に関して解説した。米国サイトでは、2003年のオープン時には50種類のスポーツ用に30万点だった取り扱いアイテム数が、2005年には80種類のスポーツ、100万アイテムに増えており、具体的なパーセンテージは公開されなかったが、Amazon.comの中でも重要なカテゴリーになっているとした。同氏の説明では、Amazon.comで書籍やDVDを買う層の多くがスポーツに関心を持っていること、リアル店舗に比べて扱う商品点数が数十倍と多いこと、配送料が25ドル(約2950円)以上で無料になる点が大きなものを扱うスポーツ用品店では特に受けているという。なお、Amazon.comではボクシング用のリングも4949.99ドル(約58万5000円)で取り扱っており、「まだ購入者はいないが、年内には購入される……かもしれない」とのことだ。
サイト内容に関して説明した太田理加氏 | これが問題のリング。1~2営業日で出荷可能 |
太田氏は、今朝からオープンしたAmazon.co.jpのスポーツカテゴリーのデモを行ないながら、上述したサイトの見所を説明した。