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アセロス・コミュニケーションズ、部品点数を40%削減できる無線LANアクセスポイント向け無線LANチップを発表

2005年11月16日 00時00分更新

文● 編集部

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アセロス・コミュニケーションズ(株)は16日、無線LAN規格“IEEE 802.11g”準拠のアクセスポイントやルーター向けの無線LANチップ『AR5007AP-G』を発表した。量産出荷を開始しており、価格は1万個受注時の単価で12ドル50セント(約1500円)。

上面 底面
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『AR5007AP-G』

『AR5007AP-G』は、無線ネットワークプロセッサー、メディア・アクセス・コントローラー(MAC)、無線機能などを集積したチップで、ワンチップで無線LANアクセスポイントなどを構築できるのが特徴。従来製品『AR5006AP-G』からさらに、パワーアンプ、低ノイズアンプ(LNA)、アンテナスイッチ、送受信フィルターを集積したことで、アクセスポイントの構築に必要な外部部品を従来の約60%としており、競合他社と比べて外部部品を100~150削減できるという。高集積化したため低コストの2層プリント基板を利用できるうえ、外部RFシールドも不要となるという。チップサイズは12×12mmで、パッケージにはPBGAを採用。

機能面では、セキュリティー規格“IEEE 802.11i”、サービス品質(QoS)を保証する規格“IEEE 802.11e”をサポートするほか、同社独自の通信距離長距離化技術“eXtended Range(XR)”や、無線LANのセキュリティー設定を容易にする“JumpStart for Wireless(ジャンプスタート・フォー・ワイヤレス)”にも対応している。

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