米International Business Machines(IBM)社、ソニー(株)、(株)ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEI)は10日、“Cellブロードバンド・エンジン・アーキテクチャ(CBEA)”技術におけるプログラミングを支援する目的で、新しいソフトウェアコンポーネントとドキュメントを公開すると発表した。
公開するのは、“Synergistic Processor Elements(SPE)を管理/利用するための実行プログラミングインターフェースを含むLinux OS向けのパッチ『Linux for CBEA』とインターフェースの仕様“CBE Linux Reference Implementation Application Binary Interface Specification, V1.0”、“Synergistic Processor Unit(SPU)”向けGNUコンパイラーを含む『gcc and binutils for the SPU』、CBEAのシミュレーター『IBM Full System Simulator for the Cell Broadband Engine Processor』、サンプルライブラリー『IBM CBE Software Sample and Library』、CBEA向けにチューニングしたコンパイラーのプロトタイプ『IBM XL C Alpha Edition for the Cell Broadband Engine Processor』、Linux上のアプリケーションとCBEのSPEを利用するためのスレッド抽象化モデルのライブラリー『Cell Broadband Engine SPE Management Library』など。
これらは、米IBMの開発者向けサイト“developerWorks”、“University of Barcelona Supercomputing Center”、SCEIのサイト“次世代プロセッサCell Broadband Engine技術情報公開”などで公開される。
