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ソニーマーケティング、ビデオ会議システムのオールインワン型エントリーモデル『PCS-TL30』を発売

2005年11月10日 20時17分更新

文● 編集部

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ソニーマーケティング(株)は10日、ビデオ会議システム“PCS”シリーズの新機種として、オールインワン型のエントリーモデル『PCS-TL30』を12月1日に発売すると発表した。価格は31万5000円。

『PCS-TL30』
『PCS-TL30』

『PCS-TL30』は、17.1インチワイド液晶ディスプレー(1280×768画素/1670万色表示)と有効約130万画素の1/3.2インチCMOSカメラを搭載した一体型で、付属のオプティカルマウスで操作を行なえるようにしたのが特徴。端末方式はITU-T H.323とIETF SIPに対応し、画像符号化方式はH.261/263/263+/263++、H.264、MPEG-4 SP@L3をサポートする。音声符号化方式はG.711/722/728/729のほか、MPEG-4 AAC(14kHz@64k/96kbps)にも対応。遠隔カメラコントロールはH.281に対応しており、ズーム/パン/チルト/プリセット移動が可能。フレームフォーマットはH.225で、暗号化にはH.235とソニー独自方式を採用している。H.239をサポートしたことで、映像とデータ画像を利用したビデオ会議に対応しており、PCS-TL30用データソリューションモジュール『PCSA-DSM1』(15万7500円)を装着すれば、パソコンの画面データをXGA(1024×768画素)の解像度で送信することもできる。

通信速度は64k~2048kbps。ビデオの画素数はCIF(352画素×288ライン)、QCIF(176画素×144ライン)で、最大で毎秒30フレームに対応。画面表示はPnP、PandP、side by side、3ウィンドウを切り替えられる。静止画は4CIF(704画素×576ライン、H.263)に対応。カメラはパンフォーカスとなっており、3倍の電子ズームが可能で、6ヵ所までプリセット可能。ネットーワーク機能は、自動レート制御やパケット再送などに対応し、PPPoEやNATにも対応している。ネットワークプロトコルはTCP/IP、UDP/IP、DHCP、DNS、SNMP、HTTP、TELNET、H.323ゲートキーパーに対応。

入出力端子は、アナログRGB入力/出力、音声入力/出力、ネットワーク(10/100BASE-TX)、外部制御(RS-232C)、マウス端子、メモリースティックスロット、 『PCSA-DSM1』専用端子を装備する。メモリースティックは、静止画(JPEG)の読み出し/保存、バージョンアップ、プライベートアドレス帳機能(自動発信機能)、機器設定の保存/ロード、アドレス帳の保存/ロードなどに利用できる。本体サイズは幅424×奥行き258×高さ419mm(スタンド含まず)、重量は約8kg。電源はACアダプター(AC100~240V入力/DC19.5V出力)を利用し、消費電流は6.15A。

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