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マイクロソフト、前日本AMD代表取締役会長の堺和夫氏が執行役に就任と発表

2005年11月10日 18時28分更新

文● 編集部

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マイクロソフト(株)は10日、前・日本エイ・エム・ディ(株)代表取締役会長の堺和夫(さかい かずお)氏が同日付けで、Windowsクライアントビジネス開発事業部担当兼プログラムバイスプレジデントに就任したと発表した。

堺和夫氏
堺和夫氏(4月に開催された日本AMDのデュアルコアCPU発表会で撮影)

堺氏は、同社の執行役に就任し、経営執行チーム(ジャパンシニアリーダーシップチーム)のメンバーとなり、同社の3ヵ年経営ビジョン“Plan-J(プラン-J)”を推進することになる。氏の担当するWindowsクライアントビジネス開発事業部は、米マイクロソフト社の直結組織で、本社のWindows Digital Media Division担当コーポレートバイスプレジデントのアミール・マジディマール(Amir Majidimehr)氏に直接報告を行なうことになるという。

Windowsクライアントビジネス開発事業部は、日本のコンシューマー向けのWindows関連製品のビジネス開発や技術面において、日本のパートナー企業と密接な連携を強化していくための専門部隊。今後のデジタルライフスタイルやデジタルワークスタイルを提案していくうえで中核となるプラットフォーム(Windows Media Center Edition、Microsoft Windows Media Technologies、Microsoft Windows Tablet PC Edition)や、関連製品の企画/開発において、日本のパートナー企業との連携拡大を目指すとしている。

堺氏の採用は、日本の情報産業における豊富な実績、業界での幅広い人脈、グローバル企業における経営のリーダーとしての経験などを評価したことによるもので、氏は「このたびマイクロソフトに入社し、さらなる技術革新を加速させるために、全力で取り組みたいと考えています。デジタルライフスタイル、デジタルワークスタイルという世界が広がっていく中、PC、家電、携帯端末、およびさまざまなデバイスがよりシームレスに連携し、その上でさまざまなコンテンツやサービスが提供されることで、人々の生活をより便利に、快適に、そして楽しくしていけると思います。そのためには、今後の課題はハード、ソフト、サービスの親和性が重要であると考えています。このような状況において、マイクロソフトは業界のさまざまな企業とのコラボレーションによって、そのような新しい世界を実現し、技術革新をドライブしていく業界のリーダーであると確信しています。さらに、今までの自分自身の経験を生かし、マイクロソフト(株)の経営執行チームと協力し、Plan-Jの推進に貢献していきたいと考えています」と述べているという。

堺氏は1951年生まれの54歳。1976年に日本テキサス・インスツルメンツ(株)に入社し、1979年に日本AMDに入社、1992年に日本AMDの代表取締役副社長に、1994年に代表取締役社長に就任、2005年に代表取締役会長兼 米AMD(Advanced Micro Devices)社上席副社長(アジア太平洋地域セールス&マーケティング担当)に就任している。

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