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IIJ、社内LANのセキュリティーを強化する“IIJ検疫ネットワークソリューション”の提供を開始

2005年11月08日 21時01分更新

文● 編集部

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(株)インターネットイニシアティブは8日、セキュリティー対策が不十分なパソコンをネットワークがで自動検知し、隔離/対策を行なうことで社内LANのセキュリティーを強化するサービス“IIJ検疫ネットワークソリューション”の提供を同日付けで開始すると発表した。

“IIJ検疫ネットワークソリューション”では、ネットワークに接続されるパソコンのOSのバージョンやセキュリティーパッチの適用状況、ウイルス対策ソフトのパターンファイルの更新状況などのセキュリティー情報を自動的に取得し、検査を行なう。これによりセキュリティーポリシーを満たしていないパソコンを業務ネットワークから遮断し、検疫ネットワーク(治療用サーバーなど)への接続に限定させることで、社内LANのセキュリティーレベルを維持できるのが特徴。

利用イメージ
IIJ検疫ネットワークソリューション利用イメージ

サービスは、利用しているネットワーク環境に合わせて、拠点を多数持つ企業向けの“タイプA”(ゲートウェイ型)と、中/大規模LAN向けのハイエンドソリューション“タイプB”(LAN型)の2種類を用意する。“タイプA”は、各拠点にゲートウェイ型の検疫装置を設置し、拠点からセンターへの通信に対して検疫を行なうもので、検疫装置には(株)ソリトンシステムズのアプライアンス『Net'Attest SecurityFilter』を利用する。“タイプB”は、サイト内に設置した専用の検疫サーバーと、クライアントパソコンにインストールした検疫ソフトを連携させることで、DHCPを利用している同一拠点内での検疫を行なうもの。(株)ネットケアと共同開発した独自の検疫システムを利用し、定期的にパソコンの検査を行ない、不正なパソコンの隔離/治療/排除までを自動で実行するという。

料金(100拠点の場合)は、“タイプA”が1拠点あたり月額2万7000円から、“タイプB”が1クライアントあたり月額1000円から。初期費用はどちらも300万円から。

同社では、サービスの提供開始に合わせて、試験利用の無償提供を行なうとしており、利用期間は2ヵ月程度、利用条件は、タイプA(ゲートウェイ型)が2~3拠点での試験利用、タイプB(LAN型)が1~2クライアントでの検証/試験利用となる。

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