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RADEONシリーズ最上位モデル“RADEON X1800 XT”搭載のビデオカードが本日デビュー! 第1弾はATI純正のリテールパッケージ版!!

2005年11月07日 21時13分更新

文● 増田

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 先週4日にこちらでもお伝えした通り、ATI製GPU“RADEON X1000”ファミリの最上位モデル“RADEON X1800 XT”を搭載する初のPCI Express x16対応ビデオカードが本日デビューとなった。登場したのはATI純正のリテールパッケージ版「RADEON X1800 XT」。複数のショップに入荷が確認され、価格は8万2800円となっている。

RADEON X1800 XT
RADEONシリーズ最上位モデル“RADEON X1800 XT”搭載のPCI Express x16対応ビデオカード。ATI純正モデルだ
パッケージ
第1弾はATI純正のリテールパッケージ版。パッケージデザインはほぼ“RADEON X1800 XL”搭載モデルと同じ

 “RADEON X1800 XT”はパイプライン数16、コア/メモリクロックが625MHz/1.5GHzの“RADEON X1000”ファミリ最上位のGPU。秋葉原ではすでに販売の始まっている“RADEON X1800 XL”(パイプライン16/コア/メモリクロック500MHz/1GHz)の上位モデルとなる製品だ。DirectX 9.0やShader Model 3.0、高画質化技術「Avivo Technology」を備え、カード2枚挿しによるCrossFireにも対応している。
 初登場となったのは下位モデル“RADEON X1800 XL”搭載モデルでも第1弾製品となったATI純正のリテールパッケージ版。パッケージデザインも製品名以外は、ほぼ一緒と思われるものだ。ただし、中身のカードは“RADEON X1800 XL”搭載モデルとは全くの別物。ライバルである“GeForce 7800 GTX”搭載カード(オーバークロックモデルは除く)や下位モデル“RADEON X1800 XL”搭載モデルが1スロット仕様だったのに対し、今回の“RADEON X1800 XT”は大型の冷却機構を搭載した2スロット仕様となる。

パッケージ裏面 カード裏面
パッケージ裏面の仕様など。“RADEON X1800 XT”はパイプライン数16、コア/メモリクロックが625MHz/1.5GHzの“RADEON X1000”ファミリ最上位のGPU。DirectX 9.0やShader Model 3.0、高画質化技術「Avivo Technology」をサポートするカード裏面。マスターとなるカード(未発売)が必要だが2枚挿しによるCrossFireにも対応する
スロット 冷却機構
スロット部。大型の冷却機構を搭載した2スロット仕様となる大掛かりな冷却機構が発熱の高さを窺わせる。音という意味では気になる点といえる

 その他主なスペックは搭載メモリがGDDR3 512MB。インターフェイスはDual DVI/VIVO(TV-OutはHDTV対応)で各種ケーブルや変換アダプタ類が付属する。本日夕方の時点で入荷を確認したショップはアーク、高速電脳、ドスパラ本店、ドスパラアキバ店の4店舗。いずれも価格は8万2800円となっているが、高速電脳、ドスパラ本店ではすでに完売。アーク、ドスパラアキバ店も極少量の入荷に留まっているので、入手はかなり困難と思われる。
 果たしてnVIDIA“GeForce 7800 GTX”を脅かす存在となれるのか。「“RADEON X1800 XL”は見送り、最上位モデルとなる“RADEON X1800 XT”を待っていたユーザーは多いはず」(複数ショップ)ということだが、今後の2大ビデオカードメーカーの競争には注目だ。

付属品 ポップ
各種ケーブルや変換アダプタ類が付属入荷を確認した4店舗では、いずれも価格は8万2800円となっていた

8日追加

“RADEON X1800 XT”のGPU本体。“R520”という文字が確認できるGDDR3メモリはSamsung製のものを搭載
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