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日本オラクル、“Oracle Fusion Middleware”と他社システムの相互運用を実現する“ホット・プラガブル”構想を発表

2005年10月24日 20時15分更新

文● 編集部 内田泰仁

日本オラクル(株)は24日、同社のミドルウェア製品群“Oracle Fusion Middleware”の機能の基本構想のひとつとして、ベンダーに依存しない異種混在のエンタープライズIT環境を実現する“ホット・プラガブル(Hot Pluggable)”構想を発表した。同社ではこの構想に基づき、“Oracle Fusion Middleware”と他社のミドルウェア製品群やデータベースなどとの相互運用を実現するという。

執行役員 システム事業推進本部長の三澤智光氏

この日行なわれた記者説明会で発表内容を説明した同社執行役員 システム事業推進本部長の三澤智光氏によると、9月に米国で開催された米オラクル社の製品/技術展示会“Oracle OpenWorld 2005”で発表された同社のテクノロジー計画“Oracle Fusion Architecture”(※1)には、“Comprehensive”(“包括的/総合的”の意)、“Unbreakable”(“壊せない”の意)、そして“Hot Pluggable”(プレスリリースでは“活線挿抜可能”と表現)という3つの技術的なメッセージがこめられているという。今回の発表は、この“Hot Pluggable”にまつわるものとなっている。

※1 標準規格をベースに、グリッド・コンピューティング・アーキテクチャー/サービス指向アーキテクチャー(SOA)/エンタープライズ・インフォメーション・アーキテクチャーの3つに基づいた“融合されたアプリケーション”を実現するためのテクノロジー推進計画。

“Hot Pluggable”となることにより実現できる具体例

現在のエンタープライズIT環境は、約3年程度前の“作って動かす”ことが重視されていた頃から、“安定運用し連携させる”ことが重要とされる時代へと移り変わり、これに伴って、重視されるテクノロジーもアプリケーションサーバー(特にパフォーマンスと運用しやすさにフォーカス)からミドルウェアへと変ってきているという。今回同社が発表した“ホット・プラガブル”構想は、現在および今後重要視される要素のひとつ“連携”を実現するためのもので、“Oracle Fusion Middleware”などと既存環境を融合していくための技術要素となる。三澤氏は、“Oracle Fusion Middleware”が“ホット・プラガブル”を実現できる理由として、“標準の技術を用いていること”と“検証を行なっていること”の2点を挙げ、“ホット・プラガブル”を実現する“Oracle Fusion Middleware”により、既存資産の有効活用、既存ノウハウの有効活用、実装時間の短縮、他製品との連携による不足機能の補強、といった顧客およびパートナーのメリットを作り出すとしている。



他社のアプリケーション基盤に対してオラクル製品が“ホット・プラガブル”となる場合の構造オラクル製品によるIT基盤に対して他社製品が“ホット・プラガブル”となる場合の構造
“Oracle Fusion Middleware”による“ホット・プラガブル”なIT環境の構造図

“ホット・プラガブル”構想では、“Oracle Fusion Middleware”の各製品を個別のモジュール構造化することで、他社のミドルウェア製品やデータベースとの統合を容易にするとともに、異種システム間の相互運用を実現し、従来は個別に必要としていたAPIなどの開発や検証の負荷を軽減し、ミドルウェアを活用したシステム設計/開発/運用コストを抑制するという。この日の説明会では、“ホット・プラガブル”の実現に向けた機能として、BPELエンジン、セキュリティー(認証環境)、O/Rマッピング/データバインドの3つを挙げている。

なお、現在“Oracle Fusion Middleware”が備えている“ホット・プラガブル”な機能としては、以下が発表されている。

  • 『Oracle BPEL Process Manager』『Oracle Identity Management』『Oracle Application Development Framework』『Oracle TopLink』の各コンポーネントは、主要J2EEアプリケーションサーバー上で動作可能
  • 『Oracle Identity Management』は、各種LDAPディレクトリー、マイクロソフトの『Microsoft Active Directory』、各種シングル・サインオン製品に対応
  • “Oracle Fusion Middleware”は、同社のSOA開発ツール『Oracle JDeveloper』に加え、『Eclipse』もサポート
  • 『Oracle Application Server』『Oracle Enterprise Service Bus』は、他社製のメッセージ・キューイング製品の使用が可能。また、プラガブルなJava Message Servicesアーキテクチャーを備える
  • “Oracle Fusion Middleware”は“Microsoft .NET”との相互運用性を持つ
“ホット・プラガブル”によるシステムの強化例。他社製アプリケーションサーバーやLDAPサーバー、レガシーシステムなどとの接続/連携を実現“ホット・プラガブル”構想を活用したベルギーBelgacom社の事例。『Oracle BPEL Process Manager』により27システムが連携した環境を運用しているという

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