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富士通、HDDレス端末“FMVシンクライアント”のラインアップを一新――指紋センサー搭載のB5ファイルモバイルノート『FMV-TC8210』など2機種を発売

2005年10月20日 17時20分更新

文● 編集部

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富士通(株)は20日、HDDを搭載しないシンクライアント端末“FMVシンクライアント”のラインアップを一新し、指紋センサーを搭載したB5ファイルサイズのモバイルノート型の『FMV-TC8210』と、容積が約2.1リットルの省スペース小型デスクトップ型の『FMV-TC5210』の2機種を発売すると発表した。同日付けで販売を開始する。価格/出荷時期は、『FMV-TC8210』が16万円(税別)/10月下旬、『FMV-TC5210』が6万7000円(税別)/12月中旬。構成を変更できるカスタムメイドにも対応している。

『FMV-TC8210』 『FMV-TC5210』
『FMV-TC8210』『FMV-TC5210』

『FMV-TC8210』は、超低電圧版Celeron M 383-1.0GHz、256MBのメモリー(DDR SDRAM)を内蔵し、12.1インチ液晶ディスプレーを搭載したモデル。インターフェースは10/100BASE-TXやUSBを搭載しており、USBポートを無効とする“Portshutter”機能を搭載している。本体の厚さは約31.2mm、重量は約1.22kgで、セキュリティーボタンを装備する。OSはWindows XP Embedded with Service Pack 2をプレインストールする。カスタムメイド/オプションで、IEEE 802.11g/b準拠の無線LANカードやスマートカードホルダーを搭載できる。

『FMV-TC5210』は、台湾VIA Technologies社のVIA Eden ESP10000-1.0GHzを採用し、ファンレス設計がなされているほか、本体の容積を従来製品の約1/4に小型化したのが特徴。メモリーは256MB(DDR SDRAM)を搭載する。“Portshutter”機能も搭載している。認証用のスマートカード専用スロットを装備し、オプションで指紋認証付きキーボードも利用できる。

同社では、同社製のIAサーバー“PRIMERGY(プライマジー)”と、シトリックス・システムズ・ジャパン(株)のシンクライアントシステム構築ソフト『Citrix Presentation Server 4.0』や『BT Administration Server』などを組み合わせたシンクライアントソリューションとして提供するとしている。

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