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VIA製“Nano-ITX”規格のマザーボードがついに発売!? 11月登場予定で予約受付開始!!

2005年10月19日 21時40分更新

文● 増田

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 12cm×12cmサイズの“Nano-ITX”規格を採用するVIA製マザーボード“Eden-N”シリーズの販売がついに始まりそうだ。高速電脳によると、入荷時期は11月中~下旬。価格は未定ながら、800MHzのファンレスモデルと1GHzのファン付きモデルが入荷するという。

比較
12cmDVDメディアとの比較。まさに完全な手のひらサイズとなる“Nano-ITX”規格を採用するVIA製マザーボード
パッケージ
パッケージはすでに完成している印象。“Nano-ITX”の文字が見える

 “Nano-ITX”規格は“Mini-ITX”規格と同様VIAにより提唱されたもので、17cm×17cmの“Mini-ITX”よりさらに小さな12cm×12cmというサイズが特徴。大きなCPUパワーを必要としないローエンド分野向けに作られた“Mini-ITX”のコンセプトを受け継ぎ、家庭、オフィス、産業、モバイルといった用途のためのより小型で静音なプラットフォームとして作られたものだ。
 憶えている方も多いと思われるが、“Nano-ITX”規格のサンプルマザーが登場したのは今回が初めてではない。2004年4月にも一時出回ったという経緯があるが、今回11月に予定通り発売されれば、サンプル版の登場から実に1年半経ての販売ということになりそうだ。

マザー EPIA-N10000E LVDS
高速電脳によると「今回入荷しているサンプル版と11月に発売される製品版は仕様が異なると聞いている」という。電源は付属の10ピン-20ピンケーブルを使用するようになっているパッケージに貼られた型番は「EPIA-N10000E LVDS」

 高速電脳によると「今回入荷しているサンプル版と11月に発売される製品版は仕様が異なると聞いている」ということ。どのあたりが異なるのかは不明だが、以前の製品と比較すると、変換基板を使ってACアダプタ駆動だった電源部は、今回のサンプルでは付属の10ピン-20ピンケーブルを使用するようになっているなどの違いが見られた。そのため“Nano-ITX”用としてアキバでも何回かサンプル展示されていたSilverStone製ケースも仕様変更を迫られたようで、現在同社ウェブサイトにはACアダプタ付属の専用ケース「LC07/LC08」などが掲載されている。なお、こちらについても11月の発売が予定されており、高速電脳では単品販売のほか、ケースにマザーを組み込んだセットモデルの販売も予定しているという。
 冒頭でも触れたように今のところ価格は未定だが、こちらも今週中には判明する予定。「おそらく“Eden-N 1GHz”を2個搭載したデュアルCPUマザー“VT-310DP”よりは安くなる」ということで、発売を待っていたユーザーはもう少しの辛抱だ。

裏面 付属品
裏面の様子。CFカードスロットを装備している付属品も完備されていた。10ピン-20ピンケーブルのほか、USBやPS2ブラケットが付属している
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