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サン電子、ポッドキャスト関連事業に参入――端末/コンテンツ/サーバーの3分野で

2005年10月19日 19時42分更新

文● 編集部

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サン電子(株)は19日、ポッドキャスト関連事業に本格参入すると発表した。参入するのは、端末、コンテンツ、サーバー関連サービスの3分野。

端末関連では、同社の“SUNTAC”ブランドで販売しているインターネット対応のデジタルオーディオレコーダー&プレーヤー“BiBio(ビビオ)”シリーズをポッドキャストに対応させる。対応機器はネットワークミュージックHDDレコーダー『BiBio JukeBox』とネットワークミュージックプレーヤー『BiBio wGate』の2機種で、ポッドキャスト対応ファームウェア(バージョン2.00)の無償ダウンロードによる提供を同日付けで開始する。これによりポッドキャスト番組メニューを選択するだけで、ポッドキャストがパソコンを使わずにオーディオ機器で再生できるようになり、『BiBio JukeBox』では、USBポートに携帯型MP3プレーヤーを接続してポッドキャスト番組を取り込むことができるようになる。

コンテンツ関連では、ポッドキャストポータルサイト“Syndy”を同日付けで開設し、同社のCMを挿入したオリジナル番組の無料配信を行なう。番組は米WiseWeb Trading社が運営するサイト“Powerslaves.com”がカリフォルニア発の番組を配信する。当初、英会話番組“eChat Vancouver(イーチャット・バンクーバー)”(約10分/平日毎日更新)と、インターネットラジオ番組“声優生活向上委員会shuffle”のポッドキャスト版“声優生活向上委員会mini”(約10分/月水金更新)を配信する。併せて、(株)日経ラジオ社の“ラジオNIKKEI”と(株)文化放送のポッドキャスト番組との連携も開始され、BiBioポッドキャスト公式番組メニューから選択できるという。

サーバー関連サービスでは、Syndyからポッドキャスト番組を配信する配信サーバーの技術を独自開発し、開発したコンテンツ管理システム“CMS(Contents Management System)”サーバーの基本部分となるポッドキャスト配信ソフトをフリーソフトとして提供する。同社ではサーバー構築や番組の企画/制作/配信やコンサルティングなどを行なうポッドキャストサービスを事業化するとしている。

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