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ASCII24読者はモバイルノートの“ここ”に注目している

ASCII24読者はモバイルノートの“ここ”に注目している

2005年10月20日 00時37分更新

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ASCII24読者はモバイルノートの“ここ”に注目している

ここでは、秋冬モデルがひととおり出揃った“モバイルノート”についてまとめて紹介する。OSの面でもハードウェアの面でも、あまり大きな変化が見られなかった2005年。確かに2006年には、パソコン界に久しぶりに大きな波が来そうだが、来年まで待てないいまスグにノートが欲しいという読者もいるだろう。どんな基準でノートを選んでいるのか? リアル店舗とネットとどっちがおトク? 読者の関心の高い製品は? そんな質問からASCII24読者の意識を探った。



パソコン本体関連の【今週の特集】



この冬にモバイルノートを買いたいと考える読者は14.3%

 まずモバイルノートに対する読者の購入意欲に関して質問した。結果は「購入予定がある」と答えた読者は全体の14.3%。「購入予定はない」が61.9%、「決めていない」が22.4%だった。しかし、読者がモバイルノートに興味がないかというとそうではなく、興味関心を持っているノートのカテゴリーは? という質問に対して実に71%が「モバイルノート」と答えている。

モバイルノートの購入予定は?
モバイルノートの購入予定は?
現在関心を持っているノートのジャンルは?
現在関心を持っているノートのジャンルは?

 9月の特集では、読者がどのタイミングで新しいパソコンを購入したいと考えるかに関してレポートしたが、全体的な傾向として明らかになったのは、Windows XPを使用する範囲内では、よっぽど古いマシンを使っているのでない限り、読者は性能面で特に不満を感じていない点。現在使用しているマシンに何らかのトラブルが生じる、あるいは新OSの登場など大きな転換がない限り、新製品購入にはあまり積極的ではないという点だった。

 マイクロソフトの新OS「Windows Vista」は来年登場すると言われているが、それまでの間は故障や2~4年程度の購入サイクルなどによって生じる“ある一定の需要”を超すことはない。モバイルノートの年末商戦は比較的穏やかな展開となりそうだ。

携帯性とバッテリー寿命はモバイルの永遠の課題

 モバイルノートを購入する上で重視する機能は何だろうか? やはり“サイズや重量(携帯性)”(69.4%)と“バッテリー寿命”(56.8%)が圧倒的に上位に来た。逆にテレビ視聴をはじめとしたAV機能やグラフィック性能に関してはあまり重視されておらず、パソコンとして基本的な機能を快適に長時間持ち運べれば十分と考えている読者が多いことが分かる。おもしろかったのは、ブランドよりも価格の安さを重視する傾向が見られた点だ。重視する点として“価格の安さ”は31.5%、“メーカー/ブランド”は9.1%。逆に重視しない項目としてはそれぞれ“価格の安さ”は12.9%、“メーカー/ブランド”は40%という結果が出ている。

モバイルノートの購入予定は?
モバイルノートの購入予定は?
現在関心を持っているノートのジャンルは?
現在関心を持っているノートのジャンルは?

 購入場所に関しては“大手量販店”が19.4%、“メーカーの直販サイト”が19.8%とほぼ同水準。“オンラインショップ”も13.6%と高く、“電気街の専門店”の10.8%を上回る結果となった。メーカー直販サイトが人気の理由は“B.T.O.”で必要な機能だけを手に入れられたり、延長保証がある点が多く挙げられていた。

 自由回答の記述を見ると、購入時に読者が重視するのはほぼ「価格の安さ」と「延長保証の有無」の2点に集約されているのが分かる。ネットを駆使して入念な価格調査を行ない、最も有利な条件の店舗で購入しようとする読者の姿が浮かび上がってくる。サポートに関しては基本的にメーカー対応となるため、「どこで購入しても同等」という考えが主流。それなら「とにかく価格が安いところ」「同価格なら保証を長く」ということなのだろう。いずれにしても読者の目は確実にリアル店舗からインターネットに向かっていることが分かった。

購入場所
購入場所はどちらを予定していますか?

シンプルで使いやすい機能を──読者の自由回答から

 ノートに対する不満点や今後の要望に関しては、非常に多くの意見が寄せられたが、スペック面では「バッテリー寿命のアップ」「HDD容量の増加」「最大搭載可能メモリーの増加」「良質なキーボードの搭載」を挙げる声が多かった。

 特にバッテリーに対する不満は多く、「バッテリーに汎用性がなく、追加購入できなくて困った。市販の各種単三型充電池を詰め替えて使える外付け型のバッテリーケースが使えるようになって欲しい」「バッテリーの劣化が早い。約1年で電池容量が半分以下になってしまった」といった声が目立った。ただし、少数ながら「バッテリーライフが、最近になってようやく満足できるレベルに達してきた」という意見があったことも付け加えておく。

 読者から寄せられたこれ以外の意見のうち、興味深いものを以下に列挙する。

  • 無理に幅広なボディーを使わずに、小さなボディーで広い画面を実現するため、薄型液晶を使って、折りたたみで2画面表示化して欲しい。広げなければ、タブレット型、広げれば2画面ノートPCとできれば、最高。
  • サポートが悪かった所がある。オプションの保障まで付けたが、難癖をつけられて保証に一切応じてもらえなかった。
  • VAIO C1の様に面白みがコンパクトなモバイルノートが欲しい。 当時としては高解像度なディスプレーとモーションアイが良かった。
  • メーカーのパソコンは最初からインターネットのツールなど不必要なソフトが多く入りすぎている。初心者が使った場合、それらが処理速度を重くしている。標準添付のソフトの多さはメーカーの「売り」のひとつでもあるかもしれないが、逆にパソコンの速度を落とし、結局、使わないまましまわれているパソコンも多いのではないか?
  • 同メーカーでも“Delete”など機能キーの配置が異なっている。光沢液晶は黒のしまりが良く見やすく感じるが屋外での使用では映り込みがひどく使用に耐えない。
  • メールとブラウジングに必要な機能に絞って、低価格・長時間安定駆動・軽量化を進めてほしい。具体的には燃料電池やメインストレージの取り外し機能などあるとよいかと。
  • 分解(部品交換)に関する情報の提供
  • 本体はコンパクトだがACアダプタが大きく、持ち歩きに不便だった。
  • DVD鑑賞を目的に買ったが、冷却ファンの音が 大きすぎて結局使い物にならなかった。
  • 塗装落ちがきになる。 なるべく筐体のオリジナル色を生かしたデザインのほうがイイと思う。 長く使うことを考えると見た目の汚れや色落ちを考えたデザインは重要だと思う。

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